【レビュー】中途半端に中身が残ったガス缶。詰め替えしてまとめます。【G-Works Gas Saver Plus】

【レビュー】中途半端に中身が残ったガス缶。詰め替えしてまとめます。【G-Works Gas Saver Plus】

簡易な液化ガス容器への再充てん禁止に係る注意喚起について

ガスの詰替自体が危険で違法行為に当たるようなので、リンクを記載しておきます。

https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2007/340.html

すっかり更新が滞っています。住宅や引っ越し、仕事関係などで時間が取りにくいです・・・!

その為、全然キャンプにも行けていません。最後に行ったあさまの森オートキャンプ場が最後。

あれから3ヶ月・・・。こんなに期間が空いたのは初めてですが、これも未来の為仕方ありません!今回は前々からどうしても気になっていた、OD缶の取りまとめについて記載しておこうと思います。

OD缶って中途半端にかさばりませんか?

キャンプの回数が増えると確実に増えていくガス缶の消費。特にOD缶は毎回使い切れるわけでは有りません。使い切って現地で破棄出来るなら問題なのですが、中途半端に残る事もかなりあると思います。我々がそうですが、1/3や半分程度残ったOD缶があり、次回使い切ろうと思って持って行くのと、途中でガスが切れたら大変な事になる為、新品も持ち出します。結果OD缶が2倍に膨れ上がるんですね・・・

そして使うのはキャンプ1回分。単純に言えばキャンプ1回につき、2〜3回分のOD缶を持ち出す事が多いんです。OD缶は大小種類がありますが、我々が持ち出すのはいつも「」。とても収納スペースを取ります。

ガスの詰替えが出来る器具がある

今回、中途半端に残ったOD缶を一纏めにする為に、詰替え器具を購入しました。

G-Works Gas Saver Plus

こちらのツールは、OD缶の詰め替えが出来る器具です。旧型と新型があり、Plusがついたほうが新型です。見分け方は器具のサイドに圧力を逃がす為の「ボタン」が有るかないか。こちらのボタンがとても重要だそうで、スムーズな詰め替えに一役買っているようです。

注意点も有る

ガス缶には保険が付いているのですが、こちらのような詰替え器具を利用した場合は当然メーカーの保証は受けられなくなり、自己責任での利用となります。それと入れ替え先のOD缶ですが、満タンにはしないほうが良いです。利用時に生ガスが拭き上げて事故の元。液出しだと問題が無いかといえばそういうわけでもなく、やはりメーカーの工場出荷時の状態がベストなのは変わりません。新品時の重量をメモしておき、それを超えないように補充を行うのが良いです。

ちなみに、スノーピークの500缶の空缶は 225g です。

新品時の満タンで 630g 程度

なので、630g以上は補充しないほうが良いと思います。その他のサイズは機会が有りましたら調べておきます。

使い方は簡単

Gas Saverの使い方は簡単ですが、最初はどちらが上でどちらが下なのか見分けが付きませんでした。プリントされている文字を見て、逆さまになっている方に少ないガス缶。そのまま文字が読める下側の方に補充される側のガス缶を設置します。

他の見分け方としては、器具に丸い刻印がしてありますので、一番大きな○マークが有る方が【下】です。

この時詰め替え器具のツマミがキチンとしまっている事を確認します。空いている場合、ガス缶を取り付けた段階でブオーって吹き出しますので、火気厳禁なのはもちろん、室内では利用しないほうが良いです。上下のガス缶の設置が終わったら、サイドにあるつまみを開くと、ガス缶の内圧を利用して上から下にガスが移動します。

こうするとスムーズに詰め替え出来る

ガス缶自体を冷やす。温める。

ガスの詰替器具はガス缶の内圧を利用して上から下の缶に移動させるようです。その為上に付けるガス缶を温めるか、下に付けるガス缶を冷やすかが有効な手段のよう。

やりすぎはどうかと思いますが、5〜10分程度冷蔵庫でガス缶を冷やし、下側に設置すると比較的スムーズに移動が出来るようです。その時上側のガス缶は手で温めながらだと、より良い結果になるともいます。上側ガス缶の底部分にお湯を注ぐ方も居るようです。

Gas Saverのサイドのボタンを押し、ガスを逃がす。

Gas Saver Plusのサイドにはリリーフバルブが付いています。何の為に有るんだろうと思いましたが、こちらの用途は下側のガス缶上部に溜まっている「気化ガス」を逃してあげる為に存在するようです。試しに押してみたらガスがブオーっと出てきました。押しすぎると気化ガスを逃しきり、生ガスが出てしまいますのでご注意を・・・

ガス缶を温めたり冷やしたりで、大分スムーズに入るはずですが、下側の気化ガスの圧力が高いと最後まで絞り切る事が難しい事が有りました。その時はこちらのボタンを押して、少し下側の気圧を逃してあげると、ほとんど空になるまで移動出来ました。

まとめ

ガス缶をまとめるのに便利な器具

ガスの詰替え器具は、中途半端に残ったガス缶をまとめるのに非常に便利です。OD缶 <–> CB缶の変換アダプターを利用すると、安価がCB缶の中身をOD缶に詰め替えなんかも出来るようです。(パワー落ちする為、あまり用途が思いつきませんが)

今回、G-Works社の【Gas Saver Plus】を利用してみましたが、とても便利なものです。

中途半端に残ったガス缶をかなり処分する事が出来ました。微妙に残ったガス缶を「ノクターン」や「ルミエールランタン」なんかで利用しても良いのですが、荷物がかさばる事には変わりありません。やはり詰め替え出来るのは便利です。

他にも安価なモデルがありますが、内圧差をコントロール出来る弁が付いたモデルは多くありませんでした。その中でも比較的安価なモデルとなります。

作りはとても精巧で、Made in KOREA。良いじゃないかという感じ。アルミ製でとても軽くコンパクトです。

使い方は単純

使い方もとても単純で、器具の上下にガス缶をセットしてバルブを開くだけ。単純な構造ではありますが、デザイン性に優れたモデルと思います。一つもっといても全く損はないと思います。

よりスムーズにガスの移動をさせるには、上にセットするガス缶を温め、下にセットするガス缶は冷やすのが良いです。

注意点も有り

こちらの機器を利用してガスの詰替えは、メーカーの保証から外れる事を意味します。更に詰め替えの行為自体が違法行為にあたるそう。事故などがあっても完全に自己責任。絶対に他人に迷惑をかけないようにしましょう。