【CX-60】マツダ CX-8 から CX-60 へ乗り換え。キャンプ道具の積載比較をしました!

【CX-60】マツダ CX-8 から CX-60 へ乗り換え。キャンプ道具の積載比較をしました!

マツダのCX-8から、CX-60に乗り換えました!もちろんキャンプでガシガシ利用します。

虹別オートキャンプ場(CX-8)

マツダ「CX-5」初期型(LDA-KE2AW)XDのAWDから、「CX-8」(3DA-KG2P) XD L-Package のAWDへ乗り換え、さらに「CX-60」Premium Sports へ乗り換えました。

CX-8は走行距離6万kmを超えた辺りで特に不具合もなし。強いて言えばサイドミラーが閉じにくい持病が発生した程度。東北を拠点に色々な所にキャンプへ行きました。

3車両ともに所有してそれなりの距離を走ったと思います。CX-5は6万キロ。CX-8は6.1万キロ。CX-60はこちらの記事を書き起こしている時点で3000キロです。

CX-5、CX-8、CX-60の3両車両でのキャンプ道具積載具合や長距離移動などについて触れておこうと思います。

CX-8とCX-60の大きな違いは3列目シートがあるかないか。狭くなるのを承知で乗り換えとなったのですがトランクルームに関しては事前に手持ちのキャンプ道具を採寸し細かく確認しました。

結果、なんとか行けそうかも?

他のCX-60ユーザ様は綺麗なフロアマットで上品に利用しているようですが、我々はゴリゴリにキャンプで利用するので、オールウェザーのゴムマットにトランクはハードタイプのラゲッジトレイです。マットは常に泥だらけ。他のオプションは下回りの防錆NOXUDOLとドラレコのみ(笑

グレードの選択上、我々には必要のないサンルーフがついてきました。減額オプションにして欲しかったです。。。

CX-5 vs CX-8 vs CX-60 トランクスペースの比較

比較条件は以前と一緒。2列目まで利用ででトランクスペースのみの比較としました。キャンプ時にはCX-8の3列目を起こすことはなかった為になります。


CX-5 XD (LDA-KE2AW)CX-8 XD L-PKG (6人乗り 3DA-KG2P)CX-60 PS (3CA-KH3R3P)
1〜2列目使用時500 リットル (サブトランク 10リットル含む)
※2023年型は522リットル
555 リットル(サブトランク48リットル含む)
※2023年型は572リットル
570 リットル(サブトランク97リットル含む)

え?2019年式のCX-8より荷物入るの??見た感じでは明らかにそんなにスペースありませんよ?

実際に見てみるとやっぱそんなに広くない気がします。むしろCX-5に近い感じ。ホントにそんなに容量ある?なんでCX-8とCX-60の荷台はほとんど差がない事になっているのでしょう?

CX-8 3列目フルフラットで2列目までの利用

CX-60 ノーマル状態で2列目までの利用

困ったときの比較道具。「IGTフレーム ロング」の出番ですね。こちらのテーブルは曲者でCX-5のときは横に置くことが出来ませんでした。CX-8のときも横には入らずですが2列目シートとの隙間に配置は可能。CX-60はきっちりと横置きできました。うーん確かに横には広くなってる。ラゲッジスペースの奥行きはCX-8が1210mmだったのに対して、CX-60は975mmなのでやはり短くはなってます。ここはしょうが無いですね。

縦でも入るけど真ん中は無理

CX-5 vs CX-8 vs CX-60 サブトランクスペースの比較

3車種ともにサブトランクがありますが、それぞれでサイズが結構違います。自分が所有したことがあるモデルのみで比較しているので、新型車両では多少変わっている可能性もありますので参考程度に。

SUVタイプはほとんど荷物が乗りません。積載重視であれば間違いなくミニバンが最適解だと思っています。そんなファミリー層に優しくないSUVタイプは、サブトランクや色々な隙間を活用する事で、なんとかキャンプなどにも活用出来ると思っています。

CX-60(BOSE搭載車)のサブトランクはどんなものなんでしょう?


CX-5 XD (2014年モデル)CX-8 XD L-PKG (6人 2019年モデル)CX-60 PS (2022年モデル)
サブトランク10リットル48リットル(BOSE装備車)
※(BOSE未装備は65リットル)
不明。けど20リットル程度と思われます。(BOSE装備車)
※(BOSE未装備は97リットル)

結果、CX-60(BOSE搭載車)のサブトランクはほとんど使い物になりません!!

CX-8の足元に及ばず、初期型CX-5に近いです。全然荷物が入らない。細長い道具類なら入ると思いますがあまり利用用途が思い浮かばない・・・その狭いスペースにはすでに夏用と冬用のワイパーブレードが鎮座しております。ついでにキャンプ時にトノカバーは外してしまうので、それの収容でほぼお終い。まぁキャンプ時には使わないものは置いていけばいいのですが、いずれにしても小物程度しか入りません。BOSE無しならそれなりかもしれません。パノラマサンルーフと同じくBOSEは減額オプションとして欲しかった・・・

ついでに言えば、CX-60はパンク修理キットは入っていますがジャッキが入っていません。レンチのみ。それなのにこれ。もうちょっとなんとかならんかね。BOSE未搭載車はこのスペースが100リットル近いので、ここでCX-8との差を縮めているような気がする。

フルフラットにした場合はどうだ?

CX-8の2列目、3列目フルフラット

シートをフルフラットにした場合は、CX-8がかなり広いです。我々が利用していた6人乗りタイプではセンターコンソールが邪魔になるので、広大なスペースとは行きませんでしたが必要十分。

CX-60はフルフラットにしても、CX-5と同等程度と感じました。ただしCX-8の6人乗りと違ってフルフラットになるので、荷物を置ける効率が良いです。こうしてみるとCX-8とそこまで変わらないかも?

あとCX-8のハードカバーは3列目の背面までなので、2列目のシートを倒したとしても上に載せられる荷物は限られます。ガリガリにキズついちゃいますぜ。シュラフとか乗せられるので別に困らないですけどね。

実際に荷物を積み込みしてみよう!

ウチの秋〜冬キャンプの標準装備で積み込みをしてみました。

2023年3月の冬装備。CX-8のときと違い、多少スリム化。

ウチの秋冬キャンプ道具は下記の通り。気分によってタープがあるか無いかの違い程度で、基本的には一緒です。CX-8のページと同条件で比較します。CX-8購入時よりスリム化が進んでいて、使い勝手の悪いシェルフコンテナ50は1個手放しました。今後、残ったシェルコンも手放します。シェルコン25に買い替え予定です。

種類キャンプ用品etc
テント類リビングシェルロング・フレームセット基本
タープ類ヘキサエヴォ※真冬は使わない
テント付属品ポールフレームケース / IGTレッグケース※真冬はポールケース不要
コンテナ・小物入れシェルフコンテナ50 x 1シェルコンは1個売った
テーブル類IGTロング・マルチファンクションテーブル※IGTロング入れてみる
ランタンPetromax HK500なくてもいい
暖房器具武井バーナー 301必須
寝具類シュラフ / マット / マットカバー必須
椅子・コット類ヘリノックスチェア / タクティカルコットなくてもいいけど

全部トランクに詰め込む

取り敢えず何も考えないで、適当に放り込んだ荷物。(CX-8)

何も考えないで、適当に放り込んだ荷物(CX-60)

やっぱり入らない!

試しにある程度適当に積んでみたのですが、やっぱ溢れました(笑

CX-8のようになにも考えないで入れ込んでもある程度入ってしまうという事はありませんでした。ある程度の視界を確保しようとすると、どうしても社外へ追い出す必要があります。数値上とはい積載容量上回ってるんじゃないんかーい!👆

最近の車はデジタルインナーミラーが装備されている事が多く、後方視界ゼロで積み上げても問題ないんですよね。もともと違法でもなんでも無いですが!

CX-60は他のマツダ車と同じくデジタルインナーミラーは採用が見送りされております。CX-90では実装済み。CX-80も多分実装されます。社外品で出そうですが、今の所は見当たらず。

ちなみに、誤解のないように記載しておきますが、荷物を並べてある画像にあるものはトランクに全て入りました。溢れたのは、「ペトロマックスHK500」「武井バーナー」「着替え」「クーラーボックス(YETY)」です。助手席とかを利用すれば全部入ります。

全部トランクに詰め込んだ時のCX-60とCX-8の違い

CX-8は無理やりであればトランクに全部入りましたが、CX-60は無理矢理でも全部入りませんでした!

なんでだ!数値上はCX-8(2019モデル)より大きいのに!サブトランクの使えなさ具合がかなり効いていますね。

とはいえ、その差は思ったより大きくないのは確かです!

デジタルインナーミラーを導入して、ギチギチにテトリスしつつフルスタックすれば全部入ると思います。

CX-5 vs CX-8 vs CX-60 キャンプ道具積載のまとめ

同条件での積載容量について

我々が利用しているキャンプ道具では、同条件での積載量でCX-8には劣ります。数値のような差でCX-8のように荷物が積み込めるかと言うとそんな事もなく、CX-5に近い積載方法になりました。

そうなると、ある程度は車外へ積載する必要があるのですが、今回はルーフラックを利用せず牽引する方向にしたいと思います。Premium Sportsはパノラマサンルーフが勝手についてくるので、Thuleのキャリアをつけると開閉できなくなる為。CX-8のようにルーフレールがあれば取り付けポイントをずらしてなんとか調整できたかもしれませんが、CX-60は初期型のCX-5と同じくフィックスポイントタイプなので、ベースキャリアの位置が固定されてしまう問題が。

すでにTHULEからピラーを挟み込むタイプのベースキャリア [Thule Edge Clamp 7205]がリリースされていますが、このタイプはウェザーストリップに隙間ができるので使いたくない。

ちなみに純正のベースキャリアはフィックスポイントですが、中途半端に背が高いです。このくらいの隙間になってしまうと確実に風切り音が大きくなってしまう。どうせならサンルーフ開けられるくらいに高くして欲しかった・・・なぜ中途半端な高さにしたのか。しかもモールを交換しなければイケナイため余計な出費付き。実に不親切な実装です。CX-5みたいに最初からフィックスポイントのカバーにしてくれればよかったのに。

というわけではみ出したキャンプ道具どうするかについてはベースキャリアは諦め。牽引を導入したら追って記事にしたいと思います。

純粋に室内環境のみを利用した積載方法に関しては、CX-60よりCX-8のほうが融通が利きます。CX-5と変わらないかと言われたらそんな事もなく、CX-5よりは確実に上なのでご安心を。CX-8にはちょっと及ばないという感じ。

我々は3人家族なので、2列目を片側倒す事で全て車内に詰め込み出来ていますが、4人家族以上になると冬キャンプの道具類積載は少し厳しいのではないかな?と思いました。

デジタルインナーミラーを導入できれば、トランクルームはギチギチに詰め込みできるので、一気に解決するかもしれません。ただ第7世代のマツダ車は自動防眩ルームミラーと自動防眩サイドミラーが連動しているので、そちらの機能は使えなくなります。それとドライバーが変わると外にでてカメラの調整をしなきゃいけない地味に面倒なモデルもあるようです。

CX-60がCX-8に対して劣っている部分(キャンプ利用目線)

見た目ほどボディサイズはほとんど気になりません。このサイズになるとほとんど誤差です。都内での利用も大した差にはならないでしょう。

劣っているとすれば、やはり3列目の有無と積載容量になると思います。

CX-8は、普段3列目を倒して荷室として利用していた為広々使えていたのと、元々2列目の住居性にも余裕をもった車両設計だった為、とても快適でした。

CX-60は2列目の住居性が高いとは言えず、CX-8はもちろんの事、CX-5以下に感じます。事実、数ミリではありますがCX-5の方が縦に広いです。この数ミリが意外と頭上の圧迫感につながっていました。直6エンジンとFRでは住居スペース確保が不利なので致し方ないのかなと思いますが、こうなってしまうと中途半端な荷室を犠牲にしてでも、2列目の住居性を確保して欲しかったという個人的な思いも。(ちなみに全て事前に試乗確認した上で、それでもCX-60の方がよいと判断して車両を入れ替え)

その他については全てにおいてCX-8より上です。長距離になると疲労度の蓄積もだいぶ違い、CX-8でも快適だった高速移動は更に快適に。パワーは有り余ってるかと言われるとそうではなく、燃費にステータスを振り切ってるので、22〜24km/L などは普通にこなせます。長距離移動するキャンパーさんには家計に優しいし、なりより疲れない。CX-8でも疲れは感じにくかったのですが、CX-60は別次元です。スポーツモードは最初は楽しいですがあんまり使わないかも。切り替えも鈍いし。

低速のシフトチェンジが多少苦手なのと、純正20インチと特殊な足回りのせいで少し硬めに感じる人もいるかもしれませんが、慣れの問題かなと思います。シフトシェンジは距離を重ねたらほとんど気にならない程度に学習してくれました。

子供目線では、いらないパノラマサンルーフのせいでフリップダウンモニターが装備出来ず、映画が見られなくなったのでそこが残念ポイントの模様。モバイル端末に移行となります。

グレードによって解決する問題なので、全員に当てはまる事ではないですが、PremiumSportsの場合、CX-8のL-Package(エクスクルーシブモダン)に比べて、2列目以降の住居性、快適性については色々と妥協しなきゃいけない部分は出てくるかなという感想です。

ちなみに、CX-8では子供は2列目に陣取るのですがずっと起きてます。CX-60でも2列目に座りますが、ほぼ確実に眠りに付きます。本人もこの車に乗るとすぐに眠くなるといいます。ウチの子は少し固めが好きなのかもしれないですが、ご参考までに。