【レビュー】DJI Osmo Mobileで安定した動画を撮ります。
- 2018.04.11
- キャンプギア(option)

DJI Osmo Mobileを用意しました。結構前ですが。
キャンプ動画を撮ることって多いと思います。我々も結構記念に残しておくのですが、スマホで動画を撮ることが殆ど。稀に一眼レフでの動画を撮りますが、どうしても手ブレが発生してしまう為、三脚に載せたままの動画になりがちです。子供は走り回るので出来ればその瞬間を手持ちで動画に撮りたいのですが、難しいですよね。
DJIからリリースされているスマホ用のジンバルを用意しました。DJIはドローンも利用していますが、こちらも機会があれば紹介したいと思います。ドローンで培ったブレの補正は凄まじく、軽く走った程度ではブレません。本当はOsmo+が欲しかったのですが、結構高価な為、スマホを流用出来るOsmo Mobileにしました。iPhoneSEとiPhone8+を所有していますが、どちらも4Kでの撮影が出来ます。(iPhone8+は4K60fps)必要十分です!
DJI Osmo Mobile
既に旧型になってしまいましたが、機能的な差は殆ど有りません。今から買うならOsmo Mobile2が宜しいかと思いますが、Mavicを所有しているなら旧型の方が良いと思います。
手ブレ補正は凄まじい
幾つか動画を組み合わせましたが、全てOsmo MobileとiPhoneSE、DJI Goアプリの組み合わせ。よくドローンで撮ったのかと質問がありますが、ただのスマホでの撮影です。FilmicPro(有料アプリ)と組み合わせるとlog撮影なども出来ますので、そちらを利用しても良いかもしれません。最近はFilmicProでの動画が多いです。iPhoneXやiPhone8+なら元々強力な手ブレ補正が付いている為、更に安定した動画が撮れるかもしれません。使った感じでは数世代前のIPhoneSEでも十分と思います。4K60fpsなどで利用したい方は、iPhone8以降が必要になります。
Android携帯でも利用できますので、およそ全てのスマートフォンで、強力な手ブレ補正を実現出来ます。
ハイパーラプス、モーションラプスにも対応し、OSMO Mobile2と同等に
ハイパーラスプ、モーションラプスや9画面分割合成などは、全て旧型でも利用できます。縦撮り(ポートレート)は持ち方を変えないと出来ませんが、SNSに積極的にアップするユーザでも無い限り特に必要ないかと。つまり撮影のソフトウェア機能面では差がありません。新型は縦撮りが出来るので、そちらを多用する方は新型がよいです。
三脚には苦労します
Osmo Mobileを利用していて一番困ったのがこれです。三脚にマウントする為のネジ穴がOsmo Mobileの場合はサイドにある為、直で取り付ける事が出来ません。Osmoベースを利用するか、カーマウントアームを利用するか、Osmo延長ロッドを利用するかのいずれかになります。
我々の用途では延長ロットは使いみちがないので、早急に却下となりました。
新型のOsmo Mobile2はグリップの底にマウント用のネジ穴が切ってあるので、このような苦労はありません。
Osmo ベース
こちらはあまりオススメ出来ません。安価なので取り敢えず用意したのですが、正常に取り付けをしたとしても、ベースとOsmoの間にグラつきが発生します。ベースの裏には三脚に取り付ける為のネジ穴が切ってある為、Osmo Mobileをセットした後に、ベースごと三脚に取り付ける形になります。風が少しでもあると結構なぐらつき具合になり、タイムラプスなどを撮っていると結構なブレがゆる〜く発生します。三脚とベースの間がぐらつくのではなく、ベースとOsmo Mobileの間がグラグラします。気にいらない方はコチラの利用は見送った方が良いと思います。
ただし、手軽に取り出して、取り敢えず置きっぱなしで撮影というシーンではとても重宝します。
Osmo カーマウントアーム
よりしっかりと三脚にセットしたかったので、純正のカーマウントアームを用意しました。コチラはOsmoのサイド部分に直で取り付けて、ガッチリと固定できるタイプ。少々高額ですが、ぜんぜんブレなくなりました。既存の三脚を利用できるのはもちろん、マンフロットなどのミニ三脚に取り付ける事も出来ます。角度も割と自由に変えられるので、持ってて損はないと思います。
バッテリー駆動時間は短いが・・・
旧型は4.5時間の稼働時間です。ちょっと頼りない感じ。タイムラプスやハイパーラスプなどでは長時間の利用が必須になるので、新型の15時間可動というのはとても魅力的です!
Osmo Mobile 標準バッテリー 980 mAh (オプション:大容量バッテリー 1225 mAh)
バッテリーの駆動時間は4.5時間で、フル充電にかかる時間は約3時間です。
Osmo Mobile2 標準バッテリー 2600 mAh
バッテリーの駆動時間は15時間で、フル充電にかかる時間は約2時間です。
しかし、これ実はちょっとマイナスでもあります。なぜなら新型はバッテリー交換が出来ないので、使い切った場合、最低2時間の充電時間が掛かります。
旧型Osmoは、Dji Mavic pro/Phantom のバッテリーが流用出来るんです・・・!
MavicPro バッテリー 3830 mAh(17.6時間)※ 旧Osmoは1時間あたり 218 mAh 消費
結局旧型のほうが稼働時間長いんですよね。ということで、Mavicユーザはコチラのオプションもあると便利です。殆どのMavic/Phantomユーザってバッテリーを4~5本は確保してると思うんです。
3本だとしても52時間ですぜ。交換時間も一瞬ですし圧倒的です。
Osmo 外付けバッテリーエクステンダー (Mavic Pro 用)
いやいや、Osmo Mobileは可動時間長くなったかもしれないけど、その前にスマホのバッテリー切れるじゃんという方!鋭い!
その通りで、Osmoが沈黙する前にスマホが確実に死にます。Osmo Mobile2はこの辺も優れていて、Osmo側からスマホ側にチャージ出来るそうです。その分減りも早そうですが、これはとても便利ですね!旧型でも実装して欲しかった機能の一つです。まぁスマホ用外付けバッテリーを付ければ良いだけなのですが、スマートでは無くなります。
ちなにみスマートフォン側を充電しながら利用したい場合は、接続L型の充電ケーブルを用意すると良いと思います。我々は下記のものを用意して利用しています。安価で3本セットなので壊れても多少安心。パノラマ撮影なんかでもOsmoの動きを邪魔しない程度に柔らかいケーブルです。
aceyoon ライトニング ケーブル L字 1メートル 3本セット
値段はOsmo Mobile2が良心的
新型Osmo Mobile2はかなり挑戦的な価格設定になってます。1万以上安く、ライバルたちの価格帯に一気に迫りました。今から買うなら絶対に新型がいいです!
旧型Osmo Mobileは上記の通り、三脚に取り付けるまでに投資が必要なのと、バッテリーの稼働時間に不安があります。Mavicのインテリジェント・フライトバッテリーも1本1万です。すでにMavicユーザの方は流用が出来るので、旧型も有りかもしれませんが、15時間程度の撮影であれば新型で事足りてしまいます。ここでもコストに差が出ています。
旧型ユーザのブラックが好きな方や、新型のプラスチッキー感が苦手な方。旧型Osmo mobileでもまだ戦えますし、勝ってる点も少しだけありますので、在庫が切れる前にどうぞ!新型はコストダウンが外観にかなり出ています。チープ感は否めません。
何度も言いますが、今からOsmo Mobileを用意するなら、余計な投資が必要ない新型がよいです。
キャンプだけとは言わず、ライフイベント時には必ず活躍するツールです。わざわざビデオカメラを別途用意するのもなーという方には特にオススメ。手ぶれに関していえば、コチラのが強力且つ、スマホで4k対応であれば高画質の動画が楽しめます。
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