【レビュー】スノーピークのアイアングリルテーブル(IGT) あれ? 沼ったかな?

【レビュー】スノーピークのアイアングリルテーブル(IGT) あれ? 沼ったかな?

Iron Grill Table / アイアングリルテーブル ( IGT )

スノーピークのプレートバーナーLiを購入するのと同じく、アイアングリルテーブル (IGT) も揃えました。

3ユニットと4ユニットと迷いましたが、御茶ノ水スノーピークの店員さんにお伺いを立てた所、4ユニットのが使い勝手が良いそう。確かに3ユニットだと中途半端かなぁと思ったので、思い切って4ユニットにしました。4ユニットを買うなら足つきがちょっとお得です。

ちなみに、4ユニットモデルが一番売れてるそうです。

アイアングリルテーブル ロング 830脚セット

IGTはトランスフォーム自在。稼働率も高いです。

我が家の出動率100%!(パーツパーツですが、今のところ

色んな組み合わせが出来るので、設営やセッティングを考えるのも楽しいです。簡単な住宅用キッチンがフィールドに出た感じ。ステンレストップや、竹テーブル、プレートバーナーなどをビルトイン出来る為、見た目はとてもすっきりで美しいです

脚の長さを変更する事で、ハイスタイル、ロースタイル、ミドルスタイルの如何様にも変更が出来るので、サイトや持ち込み装備、気候や季節、気分によってたくさんのバリエーションを楽しめます。

ミドルスタイルとハイスタイルの組み合わせ

IGTを830脚でセットして、コーナーと段差ジョイントで660cmに落として、ミドルスタイルで利用のサンプル。タープの下や、ランステ利用時にはこの組み合わせが一番です。便利な使い方ですが、荷物も多くなってしまい、スペースも多く必要なので余裕があるサイトの場合のみ。

ロースタイルとジカロテーブルとの組み合わせ

IGTを400脚でセットして、ジカロテーブルに接続してロースタイルのサンプル。こちらは冬キャンプでの利用時の組み合わせ。我々は冬キャンプでタープを利用する事がほぼ無く、シェルターに籠もりっきりになります。料理関係もすべてシェルター内(火器類は要注意)で済ませる為に、ロースタイルで、色々と集約してしまうのが便利です。

オプション品も多数

IGTのサイドにあるレール部分には様々なものが拡張で取り付け出来ます。我々はスライドトップハーフ竹を利用する事が多いです。小さなテーブルとして利用できるのでかなり便利です。冬キャンプには欠かせません。また夏場のハイスタイル時はハンギングラックを利用します。こちらのオプションを利用するまでは別テーブルに置いていたキッチン関連の物も、今までデッドスペースだったIGTの下に収納できるようになり、スペースを有効活用出来るようになりました。

このようにIGTにビルトイン出来るオプションも沢山あるので、自分たちの用途にあった組み合わせが楽しめます。色々と別メーカーも検討しましたが、ここまで柔軟にカスタマイズできる物はありません。※ 2016現在

色んな高さの脚が有ると便利

使っていくにつれ、どんどん追加パーツが欲しくなるので、IGT沼と言われるそうですが、脚が別売りになっているので

830cm、660cm、400cmとそれぞれのスタイルで脚が必要になります。

脚は2本セットでの販売になるので、IGTを自立させる為には2セット(合計4本)必要です。テーブルを自立させる所まで持って行くだけでも、結構な投資額になってきます。

現在は830と660のアジャスタータイプが販売されていますが、水が入り込んで錆びるそうです。

スノーピーク 830脚セット

スノーピーク 660脚セット

スノーピーク 400脚セット

スノーピーク 段差ジョイント

マイナス面もあります。

デカくて重い

アイアングリルテーブル。変化自在でとても便利なのですが、4ユニットはデカイです。積載スペースを結構取ります。そして

マルチファンクションテーブルは、一個一個がそれぞれ結構重いのです・・・

状況により何枚か持ち出そうとすると、その分積載量が増えていきます。連泊する時は利用時間が長いため苦になりませんが、正直1泊のキャンプで、フルセット持ち出す気にはなれないです。スタックすると、結構な重量になるので設営と撤収で体力をかなり使います。(ウチの場合

ちなみにCX-5だと、4ユニットのIGT、マルチファンクションテーブルロングは、トランクの下部へ横置きが出来ません。リヤタイヤハウスに干渉してしまうため、トノカバー付近まで荷物を積み上げてその上に納めるしかありません。

3ユニットIGTとマルチファンクションテーブルのノーマルであれば、横置きできます。ミニバンなど、積載余裕があるユーザさんには出ない不満点だと思います。

マルチファンクションテーブルは自立出来ない

マルチファンクションテーブルを含め、IGTに接続できるコーナーテーブルなどの片側は、

他のパーツ類と連結させる為に、引掛け用のフックになっています。反対側には用途に合った脚を2脚取り付けるかたち。

その為、マルチファンクションテーブル(コーナーテーブルも)だけでの自立は出来ません。

自立した竹テーブルが必要なかたは、「ワンアクションテーブル」を用意すると良いかと。

IGT(アイアングリルテーブル)まとめ

IGTは、自宅にあるシステムキッチンをキャンプ場に持ち出したような感じ。様々な商品をビルトインできるし、見た目もスッキリです。サイズ展開も多いので、サイトの大きさ、人数によってホントに自在に変化出来ます。

我々は、開放的な春夏〜秋にかけては連泊数に合わせて、大きいセットを持ち出します。

逆に冬は、ほぼテント内に籠もる事が多いので、一番小さいサイズのみを持ち出して、バーナーを1つだけセットし、必要最小限の組み合わせにします。

真冬でも、連泊数が多い時には一番大きいIGTのみを持ち出してバーナー周りを充実させる事も。

このように、IGTのメリットは、キャンプスタイル、季節や用途に合わせて組み合わせが無数にある事だと思います。ジカロテーブル何かとも接続できます。

一時期はオシャレ道具として持て囃されていましたが、最近では自作テーブルや、ウッド調のテーブルに人気が出て、フルスペックなIGTは敬遠されるようになっているように感じます。

ウッドを多用したほうがオシャレですしね!

でも最大の理由は、「重いから」だと思っています。一つ一つはそんなに大したことないのですが、パーツが増えるとホントに重いです。最初の設営と最後の撤収だけなので、まぁ我慢できるかなと言う感じですが、セッティングも大変。

連泊にはとてもいい装備と思いますが、1泊でIGT出すかとなると、一番小さいショートでもちょっと考えちゃうレベル。

それくらい重いんです。。。

デメリットを上回る、楽しさや便利さがあるので、我々はIGTはをずっと利用しています。何より、キャンプ道具をガシガシ使って傷などを気にせず、ガンガンに使えるのがいいです。

メリットとデメリットをよく理解して、楽しいIGTライフをお送りください!!!