【レビュー】スノーピークの「トルテュPro」を試す! 高剛性のこのテント!
- 2016.05.29
- テント
- 2ルームシェルター, 2ルームテント, snowpeak, スノーピーク, トルテュpro, リビングシェルロング, リビングシェルロングpro., 設営

スノーピークの最高峰、トルテュProを試します。

スノーピーク トルテュPro
トルテュPro. はこういう基準で選びました
長く続ける趣味の予定だからこそ余裕のあるものを
ファミリーキャンプを始めるにあたり、最初はアメニティドーム(M)を検討していました。アメニティドームを購入し、キャンプに慣れてきて、もうちょっとスペースが必要になったら2ルームのテントにしようと。
しかし、色々と熟考を重ねていくうちに、早い段階で買い替えが発生し、2ルームテントに行き着きそう。
であれば、初期投資のアメニティドームはきっと使わなくなってしまい、無駄になってしまうだろう。キャンプの事は、よくわからないけども、すぐに辞めてしまうと言う事は無いだろう。
逆に、ある程度の金額をイニシャルで掛けてしまったほうが、勿体なくてすぐに辞めてしまう。という考えが無くなるんではないか?
という、あれこれ買い替えたくないという単純な考えもありました。
プライベートを確保しつつ、虫を避けたい
虫をできるだけ避けようと考えました。G以外はそんなに苦手ではないんですが、食事中とかに食器に捨て身のダイブされるのはできるだけ避けたいです。
また、子供が2才だったのもあり、まだ授乳中だったので寝室とリビングが別れているモデルが良く、寝室はプライベートがしっかりと確保できる物が良いです。更に夏シーズンなんかはテントに熱が篭りやすいそうなので、ガバっとメッシュに出来るモデルがよさげ。
贅沢を言いまくるようですが、それぞれ独立したメッシュですので、寝室を全部クローズ。リビングは全オープン。なんてワガママも実現できます。
設営が簡単なテントがいい
大きさに余裕があるランドロックも検討しました。スノーピークでもかなり人気のある2ルームテントで、ファンも多いという事も聞いていました。ユーザが多い物=良い物という単純な考えもありましたが、
ロックさんはデカイです。
デカイ = 難しい
単純にそう思い、幾らかコンパクトなトルテュProの方が設営が簡単だろう考えました。さらに、ランドロックには上位のPro幕がありません。
※正確には、限定品の為、入手困難です。(パーフェクトランドロック、ランドロックPro.)
という事で、不安はあったのですが、3〜4人家族がターゲットらしいので、
広さにある程度余裕があり、且つプライベートも確保でき、設営が大型テントの割に簡単そうなので、最初のテントとしてトルテュProを選びました。
後から分かったのですが、小さい方が設営が簡単そうというのは完全に誤りでした。
使ってみてどうだったか
トルテュProは素晴らしい
人によると思いますが、どこから見てもとてもかっこいいです!
タープとの相性も良い感じと思います。風にも強そうですし、激しい雨でも全く動じない感じです。事実、とても強い作りのようで、スノーピークのラインナップの中ではリビングシェル、ソルに次ぐ剛性だそうです。ランドロックが強風でクラッシュする中、トルテュProは堂々と生き残ったという話もお聞きしました。
※そもそもそういった天候では、撤収の勇気も必要です。

メッシュもかなり多用されているので、夏は心地よい風が吹き抜けます。逆に冬はフルクローズで、暖気を。
オプション品は、更に利便性を向上させる
スノーピーク トルテュPro シールドルーフ

結露はそれなりにするので、シールドルーフはあったほうが良いです。しばらく無しで利用していましたが、夏場でも結構結露します。冬キャンプではケロシンランタンや、武井バーナー、石油ストーブを多用するので、その分水分が発生します。晴天でも朝露で結構な結露具合になりますので、少しでも軽減したい方は用意して置いたほうが無難です。テントが乾くまでに少し時間がかかるので、10時撤収だとギリギリの事も。
ソリッドステーク20 x10 (テント用)
ソリッドステーク30 x20 (張り綱用)
付属のジュラルミンペグをそのまま利用するのは、あまりオススメ出来ません。
群馬県のグリーンパーク吹割キャンプ場で華々しくキャンプデビューした我々を完膚無きにまで叩きのめしたジュラペグ。。。。
出来れば、上記のような丈夫なペグを用意した方がいいです。ソリッドステークか、エリッゼステークが有名ですが、エリッぜステークの方がカラーラインナップが多いです。更に安価なのでオススメです!
気候に対する不安はほぼなかった
新潟県の無印良品津南キャンプ場で、かなり激しい雨
静岡県の朝霧ジャンボリーオートキャンプ場で、かなり強い風
※いずれもキャンプ初心者で感じる強さ程度と思います。
まだまだ経験は少ないですが、それらの気候変化でもびくともしませんでした。寒さにだって強いです。マイナス気温もありましたが、熱源さえあればリビングは問題なしです。
(寝室は寒いですよ。別ギアでカバーが必要です)
メッシュがあるので夏はフルオープンしても虫が入って来にくいです。前室も寝室も跳ね上げが出来るので、とても開放感があり風通しがよく、遮光性も高いので、わざわざ木陰に設営をしなくてもそれなりに快適に過ごせます。スクリーンタープと寝室がオーム型にくっついたかのよう。
このように、我々がトルテュProを利用する時に感じたのが、どんな環境でも安心感があるという事。そういった意味では、本当に買ってよかったと思いますし、これからも活躍してくれると思います。我が家では不動の信頼があり、前期型のリップストップ型を入手出来なかったのが本当に悔やまれます。
様々な意見があると思いますが、我々の中では【安心感】【安定感】という意味では、
一番頼りになるテントです。

トルテュProには欠点も有る。
Pro幕ゆえに避けられぬ重量増加
めっっっっちゃ重い・・・・ただただ重い。
トランクスペースに置いている時には問題が無かったのですが、ルーフラックを利用するようになり、そちらに置いて移動するようになってからは、結構キツイものがありました。テントケースとフレームケースは別れており、それぞれは10kgほどなのでそれほど問題ではないだろうと考えたのですが、我々は非リッキーなのです・・・
初心者には高度に感じる設営難易度
幕がとても硬い。Aフレームがピンに刺さらない。
フルパワーです。貧弱パパが、フルパワーでピンを差し込みにかかり、ようやくAフレームのピンが刺さります。こんなにもAフレームの立ち上げに苦労するとは・・・
毎回指を怪我している気がします。指が痛いよ。。。
ウチでは設営は必ず夫婦2人の協力体制です。他の方のブログを見ると、1人で楽々建てている方もいらっしゃる様ですが、ウチは貧弱まな板プレートなのでまず無理です。1人だとフレーム曲げてしまいそう。後ろ側2箇所を仮でペグダウンしておいたり、前室のジッパーを開けておくなど、立ち上げを楽にする方法もありますが
そういう問題ではない気が。
Aフレームを立ち上げるまでに、超早くて15分くらいかかります。ダラダラやると30分は余裕でかかります。そこから、Cフレーム、テントフレームを通してペグダウンして、グランドシートを敷いて、シールドルーフを付けて、インナーを付けて、寝具を・・・・等と進めていると、あっという間に1時間近くになります。
グランドシートとインナーテントは妻の役割の事が多いので、その分を除いたとしても、我が家の場合は上記の通り1時間はかかると言う事です。
そうです。トルテュは設営がとても大変なんです。
確実に夫婦2人の体力を削っていきます。いやまぁ設営が下手っぴなだけなのはわかるんですが
スノーピークの幕体でも最高難易度の部類と聞きました。(後からw
キャンプでタイムアタックしてもしょうがないのですが、2人で設営に完全に集中して、ペグダウンまで最短で35分程度です。※当社比
ウチには2歳のチビ助が居るので、目が離せません。必然的に、テント設営工数は、1.2~1.5h 程度になります。
設営と同じく撤収にも時間がかかるので、今のところ我が家の最大の課題は、この設営・撤収。これにかかる時間をいかに短縮出来るか?です。キチぃいい!
結局トルテュProどうなのか?

設営・撤収のマイナス面などはありますが、それを凌ぐ素晴らしさがこのテントにはあると思います。他のメーカー様では、1ポールや、もっと設営が簡単なテントがあるのですが、キャンプ場の天気は変わりやすいです。天気予報なんて殆ど当てになりません。
それを学んでから思ったのですが、どんな状況でも自分が過ごす環境に、絶対の安心感があるというのは、とても大事な事なのだと思いました。もちろん他のテント、メーカー様でも同等以上のテントは多数リリースされているかもしれませんが、
大人2人に子供1〜2人(2歳児)
我々のこの家族構成では、大きさ、安心感、見た目がバランス良く揃ったとても良いテントと思います。これからも活躍してもらいます。
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