【修理】スノーピークの「リビングシェルロングpro」レッドフレームの修理はこれだけかかる【フレーム全損】
- 2021.02.13
- テント

「リビングシェルロングpro」レッドフレームの修理はこれだけかかる

スノーピークの「リビングシェルロングpro.」はシルバーの標準フレームとポイント交換で入手が可能なレッドフレームがあります。
テントの雰囲気が一気に変わるので、それなりに人気があるポイント交換品です。
前回のエントリーでお話したように、一晩で急速に降り積もる雪国での使用は注意が必要で、こまめに雪下ろしをしないとテント崩壊に繋がります。これはレッドフレームだけではなく標準フレームでも同じかと。関東圏でも積雪を経験しましたが、東北地方のように凄まじいペースで降り積もるとかはなかったので、完全に油断していました。
自分の経験では3cmがデットライン。5cmは崩壊の危険がありますので、すぐに雪下ろしをしなければなりません。そう考えると、リビングシェルロングは風には強めのテントではありますが、積雪などには弱めという印象となりました。ワンポールや極地向けのテントであれば心配はないかも知れませんが、価格や居住性とトレードオフになります。
交換当初はレッドフレームの修理は不可と言われた

我々がポイント交換したのは2017年なのですが、当時お世話になっていたSnowpeak店員さんにレッドフレームは修理が出来ない為、注意して扱うようにと言われました。一時期はポイント交換履歴がないと修理対応出来ないというお話もありました。その後しばらくしてレッドフレームがポイント交換に常駐するようになってからは、現時点ではポイント交換履歴があれば修理可能とは言われたのですが、いつまで修理対応を続けるかは未定だそうです。
今もそのスタンスが変わっていなければ、そのうち修理や交換の打ち切りがされるかもしれません。2021年2月現在は在庫は切れているようですが、オークションなどで購入した方が修理できなかったなどという情報はありませんでした。
スノーピークの修理窓口
いつもは神田まで出向いていたのですが、我々は地方へ移住済みなので近くのSnowpeak取り扱い点まで持ち込みした。特に持ち込む必要はなかったのですが、修理料金が高額になるなら別のテントへの乗り換えを検討していた為、現物を見てみたかったというのもあります。
オンラインでの修理受付で、破損状態の写真を添えて修理エントリーの受付をした後、それらのドキュメントをプリントアウトして近場のアウトドアショップへ預けに行きました。
※直接送ったり集荷の依頼もエントリーから可能です。
次回利用予定日には可能な限り間に合わせてくれるが、注意が必要
修理エントリーのなかで、次回利用予定日を記入する所があるのですが、こちらはハッキリと記入したほうが良いです。いつでも良いという指定だと、2〜3ヶ月ほどかかった事もありました。(時期による
このあたりで使いそうかな?という日程があるのであれば、きちっと記入したほうがよいです。我々の1ヶ月後には利用予定がありましたので、日付指定をしました。
ただ、一点注意があってコロナの影響もあり修理が立て込んでいるようです。年末年始の天候不良によりテント修理の依頼が増えているのもあり、かなり時間がかかっているというお話でした。その中でも指定した「納期」に間に合わせる為に、こちらからの承認や、料金決済の連絡が遅れると問答無用で代引きで商品発送となります。
当初の見積もりから、金額が上振れしてしまうので、修理完了間近のときは、アプリの通知をよく見ておくと良いかと思います。
気になるレッドフレームの修理料金
合計金額ですが、「¥44,000」でした。結構行きましたね・・・😪
破損状態から、3万は超えると思ってはいたのですが、アメニティドームとか買えちゃう価格帯なので破棄も考えました。
少し悩んだのですが、これが最後の修理という事で納得し、料金の承認をして修理を進めてもらいました。
内訳は下記の通り。多分節の場所などにもよって料金が変わってくると思いますが、大凡フレームごとの単価も載せておきます。
工賃が別項目ではなく、テントフレームにだけincludeだれているので正確なのかは不明です。
シルバーの標準フレームは1節約¥800〜だというお話なので、レッドフレームは倍近く高めですね。
これに送料が掛かってきます。(送料はかなり安め)
ただ、破損はフレームだけではなくテントにも及んでいたので、そちらもチェックしていただいたのですが、裁縫など全て無料でした。さすがはスノーピークと感じた所。
修理箇所 | 料金(税込み) | 単価(税込み) |
リッジポール4節交換 | ¥7,260 | ¥1,815 |
Aフレーム2ライン8節交換 | ¥14,080 | ¥1,760 |
Cフレーム2ライン9節交換 | ¥11,880 | ¥1,320 |
テントフレーム5節交換+工賃 | ¥9,350 | ¥1,870 |

レッドフレームの修理結果
めちゃめちゃキレイに畳まれてきたテント本体。噂通りですね。一体どうしたらこんなにコンパクトになるのかと思って、注意深く広げていったのですが、なんとマニュアルに記載されていた推奨するたたみ方そのままでした。
リビングシェルロングは、トルテュとは違って正面から蛇腹状に畳み込むように記載がありますが、なんとなく好きになれないので、トルテュと同じように畳んでいました。これからはマニュアルに従ってみようと思います😪
フレームは半数程度が新品になりましたので、かなりキレイです。一部曲がったままの節もありますが、使用には問題ないと判断されたようです。
ピンに差し込まれていたフレームは全員生き残ったようでした。

まとめ

今回、久しぶりにスノーピークの修理センターを利用しました。無償修理の事も多く、今回もテント本体に関しては無償修理でした。
フレームに関しては流石に無償という事はなく、交換対応となりましたが、レッドフレームはいつ廃盤になるかわかりません。そもそもリビングシェルロングもロングセラーモデルで、本体ごと廃盤になってもおかしくないモデルなので、今回が最後の修理と決め、治すことにしました。
修理の質は申し分なく、今後の使用に問題のないものは残す。破損や使用するのに危険が伴うものは交換。無駄にカスタマー側にコストを負担させる訳ではなく、必要最小限という感じ。その分製品に上乗せされているという考えもありますので、アフターケアは遠慮せずに利用する派です。修理の立て込んだ時期ではありましたが、キッチリと納期も守っていただけました。(3〜4週間の遅れが出ていると公式案内あり
修理の承認はしたものの、見積もりが変わったにも関わらず、そちらの承認なしで代引にされたのは驚きましたが、それに対する理由と謝罪のお手紙も入っていました。そもそもこちらが指定した納期に間に合わせる為なので、謝罪する事でもないと思いますが、アフターケアのしっかりしたメーカーだという事は今までの認識からもブレる事はなかったです。
色々と周りから言われる事の多いメーカーですが、飾りすぎず。流行も追いかけず。その人の用途にあう必要なものだけを長く使う。な感じが好きで、特に大きな不満なく使わせてもらっています。
結局は人それぞれですね。
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