【家キャンプ】キャンプデビュー前の練習にぴったり。庭キャンプで経験値アップがおすすめ!【キャンプデビュー】

我々がキャンプを始めたのは、およそ4〜5年前。その頃からすでにキャンプブームで、キャンプ場は飽和状態に近かったですが、2019年あたりはもう飽和を通り越して予約が取れない状態に。
キャンプ関連とコラボしたCMも多く、これからキャンプを始めようとしているファミリーも多いかと思います。
キャンプを始める時には、何も分からず、何を用意すればいいのか、逆に必要の無いものは何か。ネットで情報を漁ってはみるものの、家族によってスタイルが違うので、必要なものは一緒なわけがないんです。
最初のキャンプを失敗すると、次からは家族からもう行きたくないなんて事もチラホラ聞いたことがあります・・・・
とにかく最初のキャンプは不安と期待が混じり合ったもの。そんな方は、まず自宅でキャンプの疑似体験をして、少し感覚を掴んでから実際にキャンプに出かけてみるのがおすすめです。
最近は、家キャンプ、庭キャンプ、ベランピングなどとも言われていますね。

キャンプデビューの事前練習
いきなりキャンプ場でのキャンプデビューに不安を感じてる方に、庭キャンプはホントにピッタリです。我々は初めてのキャンプの時に、知人にお誘い頂き色々と学ぶことが多かったのですが、最初から一人だと考えると、やはりかなり不安があり、なかなか踏み出せませんでした。
同時に、経験者が同行してくれた最初のキャンプで失敗した事もかなりありました。都内のマンション住みだったので、大した事は出来ませんでしたが、それなりに練習をしました。練習した事については全く問題なく実践でもこなせましたが、初経験だった事については頭を悩ませ、2時間ほど無駄に時間を過ごしました・・・!
庭キャンプでは下記の事を念頭に置いて楽しく過ごすと、貴重な経験になり実践での自信に繋がると思います。
テントの組み立てと設営

テントの設営に関しては、住んでいる住居や庭などの大きさによって出来る出来ないがあると思いますが、我々は自宅マンションの駐車場でテントを広げて収納袋にしまう練習だけはしておきました。
庭キャンプは撤収の練習ができる点が本当に魅力です!
実際のキャンプではテントの畳み方が分からない、収納袋に入らないと途方に暮れる方もいるので、事前に練習しておくと安心です。
寝具の出し入れと試用

寝具は、かなりコンパクトに収納されていますが、取り出すと数倍に膨れ上がれます。これをもとの収納袋に入れ込むのにかなり苦労します。
ホントに元に戻せるのか・・・キャンプ場はチェックアウトが早めの所もあり、撤収はかなり時間がかかってしまう為、テントと同じく、庭キャンプで出し入れの練習しておくと良いと思います。
また、夏キャンプでも夜間〜朝方はかなり冷え込む事が多いです。実際に庭で利用してみて、朝方はこれくらい冷え込むのか!というのがわかるので、持っていく衣類などもおおよその見当がつくと思います。
火起こしと火消し

自分は、キャンプデビュー時に火起こしで大失敗しました。
BBQの為に、備長炭という炭を選び着火するまでに2時間ほどかかってしまい、20時くらいにようやく火がついた苦い経験が・・・
※備長炭は未経験者が普通にうちわパタパタしても火が付きません。
都会では火起こしの練習を出来る所は限られているかもしれませんが、可能な方はぜひ事前練習をしてみてください。学生などの時にBBQの火起こしなどを経験されている方は問題ないと思いますが、我々は学生時代からインドア派だったので、全てが初体験。特に火起こしはすごく痛い目を見ました。
ついでに、調子に乗って朝に炭に着火したら、昼近くまで消えなかった為、焦って水をかけたのですが、大量に水蒸気が発生しビックリしたのと、焚き火台に水をかけてしまったので、焚き火台が歪んでしまうよと教えられました。
キャンプ料理と調理道具

キャンプ料理はそれぞれの家族で違うと思いますが、基本的にキャンプ用のキッチンツールを用意する必要はないと思います。もちろんコンパクトで軽量なキッチンツールがあれば尚可だとは思いますが、やはり使いにくいものが多いです。
それよりも、使い慣れた普段のツールを使い、キャンプ場での料理は1日目の昼、夜。2日目の朝昼晩、何を食べるのか決めるのに時間をつかった方が遥かに役に立ちます。
無駄な食材を持ち込む事もなくなり、無駄な買い出しをしなくても済みます。大切なのはキャンプを楽しむ事で、料理に力を入れすぎると用意と片付けで力尽きてしまいがちに。
冬キャンプ

冬キャンプに挑戦しようとする方は、すでに夏キャンプを経験された方が多いと思います。我々がそうなのですが、夏より冬キャンプの方が好きです。
人も少なく、空気が澄んでいます。何より冬ごもりのあの感覚が最高。
これから冬キャンプに挑戦しようとしているご家族にも、是非オススメしたいのがやはり庭キャンプ。寒かったらお家に入っちゃえばいいですからね。
そして足りないと思ったギアを買い足すのが良いです。我々の場合、基本的にテント類は夏装備と同じですが、寝具と暖房器具だけは重装備になります。それでマイナス10度程度の雪中キャンプであれば、全く問題なく過ごせます。
これだけは最低限あれば便利
必要ないものと、必要なもの。そしてあればいいかな?程度のもの。持ち物について色々と悩むと思いますが、我々の経験上、絶対に必要なものと、必要ないものは下記の通りです。
最初に持ち出すキャンプ道具
テント
これがないと始まりません。もしくはタープのみで庭キャンプでチャレンジするのもありかと思います。
テントのメーカーで悩むかもしれませんが、基本的にどのメーカーでも問題ないとは思います。我々はスノーピークのテントが多いですが、このメーカーは全ての道具が揃う為、初心者向けメーカーになりつつあり、色々と勝手が良いかもしれません。
ノルディスクのテントや、ヒルバーグ、MSRやノースフェイスなど多数のメーカーがよりオシャレでカワイイテントをリリースされているので、初めからそのメーカーで始めるのも良いかと。要は自分の好きなメーカーで始めるのがよく、基本的に日本列島での利用であれば、どのメーカーでも問題ないと思います。
寝具
これが無いと寝られません。最悪車中泊になると思いますが、消灯時間後にエンジンは始動できないので夜は寒いです。冬キャンプ以外では、リミットが0度程度の寝具で問題なく過ごせると思います。庭キャンプで用意した寝具で一晩寝てみて、ヤバそうなら着込みでカバーするのが良いと思います。事前にテストすると持ち出す衣類もだいたいわかります。
心配であれば、湯たんぽなんかも安価で有効なアイテムです!
椅子・テーブル類
コンパクトなテーブルがあれば便利です。無印のコンテナなんかを収納兼椅子、テーブルなどにしても良いと思います。経験上、一番車の収納スペースを取るキャンプ道具なので、コンパクトにしたい道具の一つ。
ただ、一番多くの時間利用する椅子は、よく選んだ方が良いかもしれません。あまりに安物だとすぐに破損してしまい、最悪は怪我をする可能性も。
ランタン
夜間は明かりが必要ですが、LEDライトが2〜3個あれば安心。トイレや、夕食後の片付けなどでも使うので、やはり複数あったほうが不便がないです。
強力なLEDライトは必要ありません。せいぜい100ルーメンのものが2〜3個あれば十分です。今後更にキャンプを本格的にする時に、メインとなるランタンを買い足せば良いと思います。
最初は必要ないと思われる道具
クーラーボックス
クーラーボックスは慣れてきてからで十分と思います。最初のうちは現地で買い出しが良いかと。ただ、真夏のキャンプでは水分補給が大切なので、管理棟で水分を売っているキャンプ場に行くか、普段遣いも出来るソフトクーラーボックスを用意するのが良いです。
家族によってキャンプスタイルが違うので、クーラーボックスの大きさもマチマチ。最初に巨大なものを買ってしまうと、車の積載を圧迫してしまい、結局倉庫行きになり二軍落ち。なんてことも。
我々は未だにソフトクーラーボックスです。殆ど現地で買い物して、現地で消費してしまいます。冬なら外の雪にドリンク挿しておけば冷蔵庫代わりになりますしね。
キャンプ用のキッチンツール
キャンプ用のキッチンツールも最初は必要ありません。自宅で利用しているもので十分です。専用の道具じゃないと気分が出ない!という方以外は、普段利用している慣れた道具が一番と思います。
ツーバーナーコンロ
大人数でも無ければ、ツーバーナーのコンロは必要ないです。重い、デカイ、嵩張る。
それよりも機動力のあるコンパクトなシングルバーナーやカセットコンロを用意しましょう。ただし、CB缶のカセットコンロは冬キャンプでは利用できません。マイナス気温ではCB缶が役に立たず、とろ火くらいしか出力出来ません。
OD缶のパワーがあるタイプ対応のシングルバーナーであれば尚安心です。
そのうち、ガソリン・ケロシンのコンパクトなバーナーが欲しくなるかもしれません。
庭キャンプでお試しキャンプ

最低限必要なもの、必要のないものをだいたい上げましたが、家族での経験に勝るものはないです。試せる環境があるなら、一度試してみるのが一番。
庭キャンプは初心者には非常にメリットが多いです。アレが必要だ!となったら、自宅から持ち出せばよく、トイレに行きたくなったらすぐそこに使い慣れたトイレ。
お風呂も自宅のものが利用できますし、お風呂でさっぱりした後は庭に設営したテントに入り込んで遊んでもよいでしょう。
寒すぎたり暑すぎたりしたら、今の装備では準備不足です。衣類で調整するか必要だと思ったキャンプ道具を買い揃えれば良いだけ。一旦中止して自宅に戻っちゃえば良いのです。
食事だけとか、部分的なキャンプでも全く問題ないです。取り敢えずは経験してみるのが大事。ぜひ庭キャンプしてみてください!
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