【レビュー】スノーピークのラウンジチャコールストーブを使ってみました。
- 2019.10.01
- バーナー

ラウンジチャコールストーブを利用してみました。
BBQなどは、焚き火台に焼き網をセットして使っていたのですが、焚き火台Lサイズは重すぎるため手放しました。その次に利用しだしたのがモノラル焚き火台と、izanami half とのセットなのですが、これも我々3人家族のみなら問題ないのですが、友人たちと利用するには少し手狭だったので、もう少し大きめのBBQコンロを手元に置いておきたくなり、ラウンジチャコールストーブを購入しました。
焼武者なんかは、炭が途中で消える。なんてお話も聞いていたので、雪峰苑も用意したのですが、やっぱ炭も使いたいです。IGTにセット出来るのと、独立して利用できるようなので、利便性も高そうです。
そんなに利用されている方が少ないのは、「ラウンジシェル」とセットでの販売がされていたからでしょうか?いつのタイミングかはわかりませんが、単体でも販売されていたので、買ってみました。

ラウンジチャコールストーブ
ステンレスの仕上げが美しいです。
アンボックスしてみると、とてもキレイなステンレスの製品が出てきました。
バリや歪みなども見当たらず、薄いヘアライン加工がされています。焚き火台のようにかなり丈夫とはいきませんが、それなりの強度はあります。
特に外装が美しく、キャンプ用品特有の作りの薄さがありながら、脚のグラつきなどの不安定さはありません。
小型のダッチオーブンなんかも載せてみましたが、網目の変形もありません。熱入れをした後に変形が出るのはある程度仕方がないと思っていますが、2〜3回利用した感じでは特に変化は見られず。ステンレス製なので、キレイに汚れてくれます。
とりあえずBBQで利用。肉と野菜、ダッチオーブンを載せて見ました。

まず、IGTにピッタリとハマります。とてもスマート。
使い方は、普通に炭をセットした後着火。取手がついているので、火傷する事なくIGTにセットできます。もちろん脚もしっかりついているので、独立しても使えます。
IGTに組み込んでしまうと、火力の調整は出来ません。一旦焼き網を外す必要があるので、この辺は、「リフトアップBBQ BOX」などのほうが便利です。
我々が利用した感じでは、特に炭火が立ち消えする事なく、問題なく利用できました。また炭と焼き網のスペースも丁度よかったので、特に火力が強すぎる事も弱すぎる事もなくジャストな感じ。

大きさも、4〜6人くらいで丁度いい感じです。網目に関しては焚き火台にセット出来るものよりは華奢に感じます。支柱がない為、重量級のダッチオーブンを長時間火にかけると、おそらく沈み込みが出ると思います。
注意点
IGTロングにしか組み込めない
IGTに組み込んで利用しようとしている方も多いと思いますが、IGTのフレームは「ロングタイプ」にしか組み込めません。
いわゆる4ユニットタイプのものです。3ユニットのノーマルフレーム、2ユニットのショートフレームには組み込みができません。
これは、上蓋を開いた時にそれなりに幅を取るためで、IGTロングで上蓋を完全に開いた時に、両脇が1/4サイズしか余らない為です。
上蓋は外れないので、外で炭に着火した後に上蓋を閉じて室内に安全に搬入。IGTにセットした後に蓋を外そう。という使い方が出来ません!
開くと一応テーブル代わりにはなるので、それなりに便利ではあるのですが、IGTロングを持ち出す回数も減ってきているので、どうしても炭火で何かをしたい時や、大人数前提の気がします。我々は3人家族なので、雪峰苑を使う事が多いです。

室内利用はNG
室内利用は自己責任です。ラウンジシェルとセット販売されていた時、「対面での説明会」が前提とされていたのもこの為と思います。つまりは普通室内の炭火使用は非常に危険なので、メーカーとしてもキチンと説明責任をした上で販売をしたいのだと思います。
ラウンジシェルのように上部と下部にベンチレーターがついていないシェルターは少ないと思うので、もし室内で利用したいという方は、それなりの対策をして自己責任で利用という事になります。
一酸化炭素は空気と比重がほぼ同じなので、何処に留まるとかは無いようです。まして気密性のほぼ無いテント内では、気温や天気、空気の流れなどの影響を受けやすいので、シェルター内でも、おそらくは締め切る事が多い寝室あたりに対流スポットが出来る事があると思うので、気をつけましょう!
我々はタープ下で利用する事が多いです。

ラウンジチャコールストーブは、あれば便利なギア!
ラウンジチャコールストーブは、4〜6人程度での利用、かつ炭火で何かをしたいという時に便利なギアで、ラウンジシェルを利用した時には室内利用が出来るという事が最大の利点可と思います。
炭は消える事なくキレイに燃えきりました。また火力調整が出来ない分、炭と焼き網の高さの設計に気を使っているのか、強すぎる事もなく、弱すぎる事もなく。4隅はコールドスポットになりやすいので、保温しておきたい焼き物を一時退避するのにも便利です。
上蓋は外せませんが、広げた上蓋がそのまま簡易テーブルになるので、軽量なものなら載せて利用できました。お掃除に関しては特にしやすいとかはなくごく普通。強いて言えば炭床は分離できるので、蓋を締めたまま炭捨場まで持っていって、そのままポイっと出来ます。焚き火台Lのように凄まじく重いとかもないので、許容範囲かと思います!
IGTロングに組み込める為、それなりに便利ではありますが、その他の機器が付けられなくなるので、使い終わった後は取り外してしまっておくなどをしないと不便かもしれません。
結構以前からリリースされているプロダクトのようですが、あまり利用されている方がいないのか、そろそろ廃盤の匂いもしますね・・・!
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