【レビュー】2020年新作。スノーピークの「スポットほおずき」を試しました!こんな違いがあります。【比較】
- 2020.07.01
- ランタン

2020年の新作。スノーピークの「スポットほおずき」を試しました。発売中の「ほおずき」が廃盤になる事はなく、そのまま併売されます。ほおずきは数色バリエーションが存在するのに比べて、スポットほおずきはまだ1バージョンのみ。そのうち各色販売になるかと。
「ほおずき」と「スポットほおずき」の価格差
ノーマルのほおずきに比べて、約5500円高いです。結構な価格差・・・
そもそもほおずきが高いと思っているのですが、いくつかセンサー内蔵しているようなので仕方がないですかね。この価格差がどの機能差分に出ているのか見ていこうと思います。
プロダクト | 価格 | 価格差 |
ほおずき | 10,780円(税込み) | |
スポットほおずき | 16,280円(税込み) | + 5,500円 |
ノーマルほおずきとスポットほおずきの外観比較
見た目が違うのはすぐわかりますね!
ノーマルのほおずきはシリコンのシェード。スポットほおずきは硬いハードなシェードが使われています。
ノーマルのシェードに関しては、いくつかバージョンがあり、蓄光タイプのもモノや、2018雪峰祭限定の和風のモノもあります。
スポットほおずきのシェードはハードタイプなので、硬いプラスチックです。それが光の集光にも役立っていると思いますが、ノーマルほおずきのように取り外してコンパクト化して持ち運ぶとかは難しくなります。
ほおずき3兄弟のサイズ感比較
3種類のほおずきのサイズ感比較です。数値的にはノーマルほおずきとスポットほうおきはそんなに大きな違いはないです。たねほおずきは明らかに小さ目。
プロダクト | サイズ | コードの長さ |
たねほおずき | φ62 x 75mm | なし |
ほおずき | φ107 x 87mm | 本体含め、240mmくらい |
スポットほおずき | φ110×136mm | 本体含め、128mmくらい |
ほおずきとスポットほおずきは、ほぼ同じくらいの幅で、違いがわからない程度です。本体の大きさはほぼ一緒だけど、スポットほおずきの方は吊り下げがコードからアームに変わっているので、そのアーム分、幅が増えてる感じ。
ほおずき3兄弟の明るさを比較
ほおずきとスポットほおずきの明るさは同じで、100ルーメンとなっています。なので、明るさの大きな変更はなし。(たねほおずきは60ルーメン)
色味も暖色系で、キャンプにピッタリ。温かい印象を与えるので、リラックス効果に優れます。ここまでは特に違いなし。
本体のレンズは全く違います。ノーマルほおずきは、レンズがすりガラス状になってて、シリコンシェードとも合わせ、光がやさしく拡散します。
スポットほおずきはクリアガラスです。光が拡散しにくく、LEDの性質で光が直線上に伸びる為、レンズでの拡散はほぼありません。加えてシェードもハードタイプで反射を利用するようになっているので、ほおずきのようにジワっと周りを照らすのではなく、割とスポットライト的に、真ん中に光が集中しています。
点灯モードの違いは無しです。違いはホントに真ん中に光が集中するスポットだけ。
USBコネクタ

マイクロUSBコネクタ。こちらも変わらずです。電池を利用しなくても、こちらにUSB電源ケーブルを入れると常時電源での点灯が可能。自宅で長時間ゆらぎモードなどで利用する時に便利です。電池交換の仕方も変わらず。
シェードはシリコンからハードになっているので、その部分だけが違う感じ。
ハードシェードに関しては電源ポタン周りも若干くぼみが違います。
ほおずきとスポットほおずきのフックは違う

従来ほおずきはフックの付け根外れるような仕組みがされていました。
これは、テントの内側のフックに取り付けた時に外れやすくなるように設計されている為だそうです。当時、御茶ノ水エルブレスの定員さんに聞きました。
内側のフックにかけたまま、フックを引っ張ったりすると、テントのフレームがすぐ折れてしまう為、フック側が分解されるようになっているそうな。SPのロープと同じような考え方ですね。
スポットほおずきにはこの分離機構がありません。退化?コストダウン?
ロープの長さにも違いがあります。スポットほおずきは約130mmですが、
ノーマルのほおずきは240mmで、ノーマルのほうがだいぶ長めで調整幅が大きいです。こちらもコストダウンなのか、そもそも縮めて使う既存ユーザが多かったのかは不明ですが、スポットライトという特性上、あまり下にさげて使う事は無いという設計なのかな?と思います。

スポットほおずきにだけある機能
角度調整
アームで変更が可能です。ノーマルのほおずきと一番の違いと言える点です。アーはシェードの周りを囲うように伸びている為、かなりの角度調整が可能です。
固定はサイドのネジを締める事で、狙った角度に固定できました。そこからブラブラと動くこ事もなく、緩んで元に戻るという事もありません。

向きの調整
ロープの付け根(本体側)を回すと、左右の向きも変わります。こちらもノーマルほおずきにはない機能。ノーマルはそもその向きという概念がなさそうなので、付いてても意味がなさそうですね。
スポットほおずきは、狙った場所を性格に照らしたい場合に使う事が多いと思いますので、これは嬉しい機能ですね。
利用シーンでの違いと見え方
置いて利用する場合
ほおずきはシェードを下にして置いても使えます。シリコン製シェードがすりガラス状の為、優しく光が漏れ出し、優しい雰囲気に。一方、スポットほおずきは置いては使えません。ハードカバーの為、光が漏れないので、基本的には吊るして使うか、逆さまに置いて使う事になります。

吊るして利用する場合
真上から見ると結構変わるんだろうと思いましたが、実はほぼ変わらずでした。光の接地面が近いと近いほど、違いがわからない。テント、タープの天井吊り下げた場合は少し違いが分かります。
スポットのほうは、少ーーーしだけの輪郭が切れていますね。またスポットと銘打ってるからか、真ん中への集光が強いです。下の写真はカメラの設定は全て同じ。スポットほおずきの真ん中に集まる光が強いのがわかると思います。

ほおずき と スポットほおずき の違いまとめ
サイズ・光り方・光量はほぼ変わらずです。透明なレンズと、ハードシェードのおかげで、多少なりとも光のエッジが効くため、狙った場所にライトの光を集めやすいです。思ったより違いがわかりませんでした。
角度調整・向き調整が可能というのが最大の違いと思います。つまり、5,500円の差額は、ほぼこの機能の為にあるという事ですかね。
ウチにとっては4台目のほおずきです。我々のスタイルでは、ランドステーションLでも3つ以上は必要ありません。ただ、キッチンや料理をしている時に焼き目などの具合を確かめたい時があるのも確か。そういう時を想定して最後の1台として追加しました。
ほおずき、たねほおずき、スポットほおずき、全て比較して
最もパフォーマンスが良いのは「たねほおずき」と思います。

今回比較した商品
スノーピーク ほおずき
スノーピーク たねほおずき
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