【レビュー】武井バーナー301A 冬キャンプの強力な味方!壊したけど。

【レビュー】武井バーナー301A 冬キャンプの強力な味方!壊したけど。

武井バーナー301Aを用意しました。

世の中にケロシンストーブは多いですが、このサイズでここまでの火力を出せるものはそう多くはないです。少なくとも私は知らないです。

SUV(CX-5)で積載量の小さい我々は、コンパクト且つ熱量の多いモデルを探しました。

比較元は「マナスルヒーター」です。

マナスルヒーターの方が安価なのもあり、ほぼ決まっていましたが、いざ店舗(埼玉のイルビフさん)にお話を伺うと、ヒーター部分はすでに完売であり生産完了品の為、ネットで購入するしかなく、尚且つプレミアムが付いてしまっており、価格の高騰がみられると。

さらに、ヒーターを付けてもそこまで暖かくならないそう。

それならばと、イルビフさんを一旦後に、IKEA+コストコと買い物をしながらよく考え、大切に使えば孫の代まで使えそうな武井バーナーを我が家に迎える事になりました。

武井バーナー 301Aセット

パッケージはとてもレトロ

昭和の匂いが色濃く残るパッケージです。とてもいいですね!

付属の収納ケースはブリキのもので、オプション品の接続金具をつけると収納できなくなってしまう為、別途木製ケースを用意しました。別ページで記述していきます。

ブリキのケースから取り出すと、本体とヒーター部分が出てきます。

非常に美しい作りです。

火を入れるのが勿体無いくらいに輝きを放っています。各パーツ外注に出されているそうで、それを武井バーナーのご主人が、職人技で組み上げているそうで。

301のオプションであった、6リットルタンクも合わせて欲しかったのですが、こちらもすでに生産完了。タンクを作成されていた職人さんが居なくなった為、再販は不可能だそうです。

一時期、中国拠点のタンクを利用されていたそうですが、品質にバラツキがありすぎて商品としての自信が持てない為、結局販売停止になったとの事。

残念ですね・・・・ なんとか再販をして頂きたいです。

草焼きバーナーを流用されている強者も居ましたが、どうやって要るのか・・・

▶ 6リットルタンク(拡張タンク)の目処が付きました。作成中ですので、後ほど紹介します。

暖房としての能力

武井バーナーは 発熱量 5,000kcal/h を誇ります。これはどれくらいなのかというと、

一般の石油ストーブの約倍に当たります。アラジンブルーフレームで2,100kcal/h程度。7畳〜9畳程度の比較的コンパクトな石油ストーブでそれくらいです。

10畳用でも、3,500kcal/h程度。13畳以上でようやく5,000kcal/hを超えてきます。かなり大型になってしまいますが・・・

▶ 参考URL コロナ公式

単純にこれらの数字だけで比べることは出来ないですが、発熱量を見た場合、かなり大きいことがわかると思います。

ヒーター部分も分割でき、五徳などのオプションを利用して調理などにも使えるので、何役もこなせます。ただしヒーターの上に直接五徳を置いたりすると、即不調をきたします。バーナー部分の皿が熱で変形してしまい、歪んでしまうからで、そうなると修理・メンテナンスが必要になります。

驚くほどコンパクト

武井バーナーは 301 であれば、16 cm x 33 cm x 16 cm 程度しかありません。 ものすごいチッコイです。石油ストーブで発熱量が同じ程度のものを探すとなると、13畳クラスのものか、ニッセンの高級モデルなどになり、どうしても大きくなってしまいます。参考までにサイズですが、13畳クラスの高熱量石油ストーブで、46 cm x 55 cm x 46cm

かなりコンパクトであり、携帯性に優れている事がわかると思います。

実際に利用してみた感じ

いきなりぶっ壊したぜ・・・

はい。いきなりぶっ壊しました・・・!

初回デビューとなった、朝霧ジャンボリーでの使用で学んだのですが、使ってるウチに圧が下がり、その度にハンドポンプで、圧力をかけ直すのですがこれが非常に疲れます。

燃料満タンの最初はいいのです。せいぜい10回くらいシュコシュコすればよいので。

タンクの灯油が空に近づくと、ホントに100-200回のポンピングじゃ効かない感じ。地味にツライ。しかも熱くてポンプのつまみが触れない。

壊してしまった原因となったパーツ

オプション品の接続金具(ポンプアダプター)という自転車用の空気入れを利用できるアダプターを買い足し、次戦の森の牧場オートキャンプ場で利用しました。

武井バーナー 301A 接続金具

301は501と違い、圧力メーターがついてないので、調子に乗って携帯ポンプで圧力を上げたら

タンクが破損してしまいました・・・!

破裂後は圧が上がらず、タンクの底から灯油をお漏らししっぱなしです。

おおう・・・・・!

その時気温は0度付近・・・

1日目は厚着することで何とか耐えましたが、このままでは子供が風邪をひいてしまうので、急遽家庭用ストーブを買い足し、2泊目をしのぎました。予備のツールは大事だと、改めて実感しました。

武井バーナーの修理、メンテナンスは?

タンクを破損させた後、製造元の武井バーナーさんへ直接お邪魔しました。お忙しい時期にもかかわらず、ご対応いただき大変恐縮しました。ご主人が奥に持ってゆかれ、簡単な確認をされた後、すぐ戻られてきました。

やはり圧力のかけすぎが原因で、タンクの破損だそうです。

  • タンクの再溶接
  • 消耗品の全交換
  • 稼働チェック

これらを含めて修理費は2000円です。タンクが膨れていたので、交換をお願いしましたが、すでに新規販売用の予約でいっぱいでありお漏らしさせるようなヤツの修理に回すタンクの在庫がないとの事でした。

ちなみにタンクの交換は約1万円です。

復活後は、なんの問題もなく稼働しています。

※接続金具は怖いので取り外しちゃいました。

▶ 圧のコントロールが出来ればいいだろってんで、復活しました。

オプション品の接続金具を利用する為に

先に記載した通り、オプション品の接続金具を付ける事でポンピングの手間から開放されます。ただし、上手く圧のコントロールをしないと、私のようにタンクがあっさり破損します。

では、その圧力をコントロールするにはどうすればいいんだという話しですが、下記の方法があります。

  1. プロキャンパー様の頼りになるカン
  2. 給油タンクのキャップに、社外品の圧力計を付ける
  3. 携帯用ポンプの圧力計を利用する

利用しているウチに、なんとなく分ってくるんですが、圧を掛けるとバーナーの火力が上がります。利用開始時に、タンクの8分目程度に灯油を入れ、40〜50回ほどポンピングした状態が、通常運転の火力のようです。

なので、その時点のバーナーの様子を覚えておいて、携帯ポンプでも同じような火力のあたりで加圧を辞めてしまえばいいです。

でも、そんなにうまくいかないんです・・・!

おかしいなー? もうちょい強くなってた気がするよなー!?

なー???

ってシュコシュコしてると

ボシュー!? 

という音と共に、タンクが破損します。(経験済み

なので、私にはちょっと経験則で加圧するのはまだ早いです・・・道具に頼るという点では、下記の商品がよい気がしています!

あると便利な商品たち

101/301/501用マノメーター付燃料キャップ

 101/301/501用マノメーター付燃料キャップ

純正品ぽい作りですね!?501にも付けられるそうで、メカメカしい風貌がさらにパワーアップしますねー!

ちとお高いですが、これいいと思います!!!

が、買って試したわけではないので、正直わかりません

かなりバーナーに近いそうなので、メーターへの熱負荷も高そうです。レビューを見ると完璧っぽいですが、万が一イマイチ品だったらアレなので、実際に買ってみたらご紹介しようと思います。

結局どうしたのか

パナレーサーの携帯ポンプはイマイチですよ?(武井バーナー301には)

上記のカスタムメーターはちょっと高いので、余裕がある時に買うとして、安価に解決できないかと、色々と探したんですが、多くの人がオススメする

パナレーサーの自転車用の携帯ポンプは、301にはイマイチですよ?

ロードバイクも乗っているので、そちらと共有したいというのもあるのですが、パナの携帯ポンプは、そこまで高圧が入らないです。(もちろん武井バーナー自体は高圧は必要ありません。

死ぬ気で入れ込むと入りますが、その時点でもう家に帰りたくなります。絶対。経験済みです。

なので、カーボンホイール+Vittoriaの 115psi 〜 120psi。8.3bar 〜 8.6bar まで難なく入る携帯ポンプが欲しいです。欲を言えば10barまで。

且つ、ロードバイクのタイヤでとても大事な、圧の確認ができるモデルがいい!

そうすると、301でもコントロール出来るから!

色々探しましたが、下記の商品にしました。

ポンプに小さいメーターが付いていればよいじゃないか

BRIDGESTONE フレームポンプ ゲージ付 PM-SP081

これは、本当にオススメです!圧力計も点いているので、1.5 〜 2.0 bar のあたりまで加圧すればよいです。我々は3.5 barで使う事もありますが、1.5 ~ 2.0 bar がメーカー推奨っぽいので、あんまり調子に乗って上げないようにしています。

一応、頼りにならない自分のカンを頼りに色々と探った感じ、バーナーの具合から、4.0 bar あたりの火力までは、元のハンドポンプで経験してた火力っぽいので、多分、その辺が限界です。バーナー上部から、炎が漏れ出す程度の火力。

それ以上はハンドポンプではキツくなった辺りだったと記憶してます。(あっさり壊れますぜ!

こちらの携帯ポンプは、メーターも見やすいです。何よりも、ケースにすっぽりと収まりますので、接続金具を使っている方は、是非検討してみてください〜〜!

501ユーザの方は、なんでも良いです。そもそも内圧メーター付いてるので。

301ユーザの方は、絶対的にこちらの携帯ポンプのほうがよいです!