【庭キャンプ】シェア60%!Weberグリルは庭キャンプで活躍できるのか?【BBQ】

【庭キャンプ】シェア60%!Weberグリルは庭キャンプで活躍できるのか?【BBQ】

アメリカでのシェア60%!鍛えに鍛え抜かれた構造体

日常的にホームパーティーやバーベキューを楽しむ国、アメリカ。その国でシェア60%を誇るBBQコンロがあるそうです。メーカー名はWeberグリル

似たようなグリルをコストコなどでよく見ていて、いいなーとは思っていたのですが、キャンプ場には持ち出せないような大きさからスルーしていました。

コロナ禍で世界が変わり、庭でもBBQする回数が増え、恐らくは長く使う道具になりそうなので、思い切って導入してみました。

逆にキャンプで使っていた焼き物関連の道具は、自宅利用の場合は補助程度でしか利用しなくなりました。

2020年版から新型へ。アジア限定モデル

Weberチャコールグリルは2020年から新型へ。我々は「ORIGINAL KETTLEシリーズ」の「オリジナルケトルプレミアム チャコールグリル57cm / GBS焼き網」を用意しました。安売りしていたので。

特にGBS焼き網と、蓋についた温度計が決め手。下の灰受けはそんなに重視しませんでしたが、灰がどんどん出る長時間の調理では欠かせないものだそう。8時間以上も焼き込む用途も想定されているようなので、灰もそれなりに溜まってしまいそうですしね。

アジア限定モデルという宣伝の元、従来品からの改良点として上がっているのは以下の4点でした。

組み込み式蓋温度計

これは便利です。グリル内の温度を下げることなく内部の温度確認ができるので、一番重宝している機能かもしれません。

250度ほどある内部温度も、一度蓋を開けると一気に120~130程度まで落ちます。それが無くなり、ずっと一定温度を保てるというのは結構なアドバンテージの気がします。

クロームメッキ加工焼き網

こちらも購入に至ったポイントの一つ。GBS焼き網にバージョンアップされていました。「Weber GBS System」と呼ばれているようです。具体的には焼き網の両サイドの跳ね上げが出来るようになった為、スモークチップや木炭の追加が用意になり、火力調整や熱源の配置調整が簡単になった事と、真ん中部分はオプション品と交換する事で、様々な料理シーンに適したグリルに交換出来る事。

すべてWeber製品で固めさせようというメーカー側の魂胆が見え隠れしますが、確かに便利。そして無駄が無いです。庭キャンプで利用するときは、ほぼWeberのチャコールグリルになってしまったほど。

ブラック蓋ハンドル

非常に持ちやすいです。男性でも女性でもちょうどいい感じ。蓋は本体のサイドに引っ掛けられるようになっているのですが、ちょっと引っ掛けにくいです。

慣れるまでは、何度も横を覗き込んで調整しました。ついでに、強風の為、物が飛んできてグリル本体を巻き込んで倒れてしまい、ひん曲がってしまったのもこの部分。ハンドルはプラスチックで、支柱は柔らかいスチール性です。

曲がりはしたのですが、戻すのも簡単でした。

ブラックホイール

なぜこの車輪にしたのかよくわかりませんでした。海外製のWeberグリルのホイールのほうが高級感があります。なぜプラスチック製なのだろう?

エアバギーのようなタイヤならより移動しやすいと思うのですが、飛び火や炭が爆ぜたときにタイヤに穴を開けたりする事を想定しているんでしょうか?

でも火を扱うのはグリルの中なので、考えにくいですね・・・ここがプラスチック製という設計になにか理由があるなら教えていただきたいです。

移動の際に、衝撃がダイレクトに本体に伝わり、ものすごい揺れます。そして灰がこぼれそうになります。そもそも移動は考慮されていないように感じました。

GBS焼き網へバージョンアップした事でプラグイン化

新型でより特色が強そうなGBS焼き網システム。焼き網の真ん中が取り外せるようになっていて、その部分が別のオプションパーツを交換できます。

特にホーローコーティングされた「鋳鉄製焼き網」と「丸鶏ロースター」が優秀。鋳鉄製焼き網は、熱が均一に広範囲で広がる為、ステーキなどの焼き目をしっかりと付ける事ができ、丸鶏ロースターの方は中央に支柱兼スパイス用の穴が空いており、ビールを入れ込んで丸鶏を差し込むのに便利です。更にまわりの部分も広めに設計されている為、その周縁で野菜を仕込むことも可能になっています。ビール缶に丸鶏を差し込んで焼き込んだときのように、アルミ成分やプリント成分が溶け出し有害物質に侵される心配も、缶が焼ききれて爆発する心配もないです。

充実したオプション品も多数

Weber社から結構な数のオプションパーツが出ています。我々が用意したのは、GBS焼き網システムのものと、お掃除道具、チャコールスターターなど。ついでに外に放置しておくことが多いので、カバーなんかも用意しました。

ラピッドファイヤーチムニースターター

すごく着火性のよいチャコスタです。チムニースターターとも。今までキャプテンスタッグのチャコールスターターを使っていたのですが、こちらのほうが大型なので、大量の木炭を一気に着火できます。

持ち手も本体から離れている為、炭の操作をするときも暑いとは感じません。念の為耐火性のある手袋はいつも使っています。

反面、折りたたんだりする事は出来ないので携帯性は劣ります。円形のものなので、中にものを詰め込んでキャンプに持参する方も多いそうですが、内側は炭で汚れている為、入れ込める荷物は限られてきます。

鋳鉄製焼き網

GBS焼き網システムにフィットする、ホーローコーティングされた「鋳鉄製焼き網」は、Weberチャコールグリルの最も特徴的な部分かもしれません。写真のように厚い肉に焼き目をキッチリ入れたい時などに簡単にスワップ出来る仕組みなので、使い勝手が良いです。

調理するものによって小道具を変えるだけで、専用のグリルに変更できるのはGBS焼き網システムの優れている点。

丸鶏ロースター

同じくGBS焼き網システムのオプション品になる「丸鶏ロースター」ですが、写真の通り一発でキレイに焼き上がります。ビール缶に丸鶏を差し込んで焼き込んだときのように、アルミ成分やプリント成分が溶け出し有害物質に侵される心配も、缶が焼ききれて爆発したり、ビールが噴出して失火につながる心配もないです。

取っ手がついているので取り外しも簡単。ペグで鋳型を組んで台座にしたりすれば、即席の鍋敷きになるので、木製テーブルの上に置いても安心👀

デコボコ道での移動は注意が必要

グリル部分の設計はすごくよく考えられていますが、反面腰から下は貧弱。脚を含めて移動用のホイールなんかもチープです。

なぜエア入りのタイヤにしなかったのか不思議なのですが、コストダウンなのか安全面なのかは情報を見つけられませんでした。作り的に非常にシンプルなので、ユーザー側でカスタムしている方も多いようです。USモデルとアジアモデルでは、ホイールにも違いがありますが、どちらもチープ。

特に不満のないグリルシステムでしたが、移動に関して言えば足回りとホイールがダイレクトに接続されていて、かつ貧弱なので移動には適さないです。

芝生の移動などは全く問題ないのですが、砂利道などの移動は結構困難です。機会を見てホイールをカスタムしたいと思います。

Weber チャコールグリルまとめ

ほぼ死角なし!GBS焼き網システムにバージョンアップした新型Weberグリルは、オプション品を揃えていく事で、より調理の幅が広がり、Weberグリルのみで料理が簡潔する為、使い勝手がかなり向上しました。

アジアモデルでは、ユーザ目線での改良が進んでいて、特に上蓋についた温度計は蓋を開ける必要がなくなった為、内部の温度を下げる事なく調理を続ける事が可能になりました。

古くから変更のない飽きのこないデザインでありながら、しっかりとバージョンアップを重ねて、サビや破損にも強いモデルになっています。

その自信は10年保証にも現れていて、かなり広範囲の内容をカバーされているので、長く使えるモデルになっています。

欠点がないかというとそうでもなく、移動方法などに関しては苦手の部類。特に足回りのチープさが目立つ為、住宅の倉庫から長距離移動させる場合などは、脚が取れてしまうんじゃないかと思うくらいグラグラと揺れます。

これは砂利道などで顕著に出る問題ですが、舗装路や柔らかい芝生などでの移動は問題になりません。

メリット・デメリットをよく理解して、Weberのチャコールグリルで楽しい自粛・BBQライフを!

今回の記事で使われている製品たち

Weberグリル チャコールグリル 57cm オリジナルケトルプレミアム

Weberグリル GBS 焼き網

Weberグリル 丸鶏ロースター

Weberグリル ラピッドファイアー チムニースターター(大)