マツダ CX-5 から CX-8 へ乗り換え。キャンプ道具の積載比較をしました! ルーフラックも移設!

マツダのCX-5から、CX-8に乗り換えました!もちろんキャンプでガシガシ利用します。ルーフラック(ルーフキャリア)も移設しました。

以前からの愛車、マツダ「CX-5」初期型の改良モデル。(LDA-KE2AW)XDのAWD。
試乗したらハンコを押していたほど気に入っていた車です。走行距離も6万km程度でしたが、キャンプを始める前は3万km程度。東京都心を拠点に色々な所にキャンプへ行きました。
移住やその他諸々の理由により、一回り大きいマツダ「CX-8」(XD L-PKG AWD 6人乗り)へ乗り換えとなりましたので、両車両でのキャンプ道具積載具合や、長距離移動などについて触れておこうと思います。
CX-5とCX-8、どちらの車両も所有してそれなりの距離を走ったと思います。CX-5は6万キロ。CX-8はこちらの記事を書き起こしている時点で5000キロです。(購入後、すぐに東北から北海道をプチ横断でキャンプへ。3000キロほど走破しました)
CX-8は3列目シートがあるのですが、我々は3人家族なので普段は3列目の利用はありません。基本的に倒しっぱなしです。
つまり、キャンプ道具を積む為だけにCX-8にしたと言っても過言ではないです!(ウソです


CX-5 vs CX-8 トランクスペースの比較
実は、数値上の比較では双方ほとんど差がありません。比較条件は一緒。2列目まで利用です。つまり4〜5人乗りの状態でトランクスペースのみの比較。
CX-5 XD (2014年モデル) | CX-8 XD L-PKG (6人 2019年モデル) | |
1〜2列目使用時 | 500 リットル (サブトランク 10リットル含む) | 555 リットル(サブトランク48リットル含む) |
あれ?って思った方。正解です。そんなに大きく差がないのです。
実際に見てみると確かにそんなに大きく差がないかな?とわかると思います。しかしたった50リットル程度ですが、コレが意外に効いてきます。2列目と3列目にもちょっとした隙間が出来るので、コンパクトなモノはそこにどんどん突っ込めます。
2列目はスライド出来るので、1列目側に寄せるとかなり広々使えるようになります。



ウチにある大きいもので言えば、「IGTフレーム ロング」を含めて、テーブル類がここにすっぽりと収まります。まだ試行錯誤中ではありますが、CX-5の時には出来なかった大きなアドバンテージ。
CX-5 vs CX-8 サブトランクスペースの比較
マツダのSUVはサブトランクがあります。(マツダに限ったことではないですが)
以前の記事でも書きましたが、ミニバンに比べてSUVは圧倒的と言っても過言ではない程に荷物が載せられません。車体が大きく見えるので、結構乗りそうかな〜?と思う方も多いかもしれませんが、ホントにミニバンの半分程度と思ってもいいかもしれません。
そのため、ありとあらゆる隙間を活用しだすのですが、SUVはサブトランクが用意されている事が多いです。CX-5にも、CX-8にもあります。このサブトランク、CX-5では10リットルほどの、ホントの「隙間」でしたが、CX-8はそれなりの容量があり、BOSE未装備車ではかなり大きめに取られています。
CX-5 XD (2014年モデル) | CX-8 XD L-PKG (6人 2019年モデル) | |
サブトランク | 10リットル | 48リットル(BOSE装備車) ※(BOSE未装備は65リットル) |
ここに、CX-5ではギリギリの隙間に放り込んでた「ヘリノックス」関連のコンパクトなキャンプ道具なんかも全部入っちゃいます。我々はそれらに加え、シングルバーナーや、ダッチオーブンなんかも入れています。
CX-5 vs CX-8 住居スペースの比較
CX-5とCX-8は、横幅が一緒なので室内の幅に関しては大きな違いはありません。内装が高級な感じで重厚になったので、多少圧迫感がありますが横に広いなと感じたことはありません。
ただ、2列目以降は大きく違います。ホイールベースが長い為、2列目シートもスライドが可能で、一番後ろにスライドさせた時には、「足元がかなり広く」感じます。
ここは大きな違い!
我々は常に一番うしろにして利用しています。ついでにシートもかなりリクライニング出来る為、長距離運転での快適性は別物でした。CX-5はリアシートがリクライニング出来なかったので、これは大きいアドバンテージ。
6人乗りと、7人乗りでリクライニング出来る角度が違うのと、コンソールボックスの有り無しで、利用スペースも変わる為、かなり悩みましたが長距離ドライブが多い事もあり、ドライブ中の快適性を優先し、我々は結局6人乗りにしました。
逆に6人乗りのマイナス面もあります。2列目にコンソールボックスがあり、それは移動できない為、大きめの荷物を積載する時には、確実に邪魔になります。また、CX-8の2列目は完全なフラットになりません。
写真の通り、「セカンドシートアームレスト付コンソールボックス」が邪魔になるから!
更に、コンソールボックス含めて、レザーを多用しているので、座席を倒しこんで利用する時に、上にモノを置くのを躊躇してしまいます・・・



最初だけかもしれませんが、2列目のシートを倒して利用する場合、CX-5の方が気兼ねなく出来ました。やはりファブリックは素晴らしい。傷なども気にせず使えます。
我々は貧乏性でビビリなので、そ〜っと扱うようになってしまいました。
CX-5 vs CX-8 長距離運転での比較
劇的な変化はあるか?
車体の長さに違いはありますが、エンジン型式も一緒。ディーゼルでどちらもAWDです。
CX-8は随所に進化が見られるので、細々とした違いはかなりありますが、もの凄い大きな違いはありません。エンジンも多少パワーが上がっているのですが、車体の重量も増えているので軽快さなども相殺されているように感じます。乗り心地は確実に良いですが、グレードの違いによるものも大きいです。
シートはファブリックからレザーになりましたが、逆に気を使ってしまう感じ。しかし長距離運転では段違いでの快適空間です!
シートヒーター、ハンドルヒーター、ベンチレーションなどかなりの機能がついている為、パパさん、ママさんも運転をより楽しむようになり、よく交代するようになりました。
走行性能ではものすごく大きな違いは感じられませんが、ドライバーをアシストする機能や、快適装備はかなりの違いがあります。
ハッキリと違いが出たものは、「ヘッドライト」
長距離移動では、夜間走行も避けられません。その時に感じるヘッドライトの暗さ。
CX-5の初期型はHIDでした。もちろんハロゲンに比べて明るいのですがバイキセノン(1灯で切り替えるタイプ)なので、ハイビームが思ったより暗いんです。年次改良モデルは大分改善されたようですが・・・
こちらはプチストレスでしたが、CX-8のヘッドライトはLED標準装備です。LED自体はHIDに比べて暗いものなので、何個も配置して明るさを確保したりと工夫がされているなど、どのメーカーも同じような実装で、そんなに驚く事は無いのですが、「アダプティブ・LED・ヘッドライト (ALH)」だけは、かなりハッキリとした向上、違いがわかります。基本ハイビームなのですが、対向車両や全走車両の部分だけ、ピンポイントで照らさない。
でっかい「凹」のようなヘッドライトの光形状を常時変化させています。対向車が居なくなると、またフワっと全灯に戻る。これは便利。
更に、一般道含め高速道路の道路標示が、ものすごく浮かび上がります。自発光道路標識かと思ったほど。
我々は夜間走行も多いので、こちらは本当に助かりました。レーンキープアシストなども嬉しいのですが、それよりもこのヘッドライト。
劇的変化です。
AudiやLEXUSなどの高級車に実装されている機能がマツダ車にも装備。嬉しいですね。ただ、残念ながら都市部ではほぼ動作しないと思います!
実際に荷物を積み込みしてみよう!
ウチの秋〜冬キャンプの標準装備で積み込みをしてみました。

ウチの秋冬キャンプ道具は下記の通り。気分によってタープがあるか無いかの違い程度で、基本的には一緒です。(たまにランステ
種類 | キャンプ用品 | etc |
テント類 | リビングシェルロング・フレームセット | ※たまにランドステーション |
タープ類 | ヘキサエヴォ | ※真冬は使わない |
テント付属品 | ポールフレームケース / IGTレッグケース | ※真冬はポールケース不要 |
コンテナ・小物入れ | シェルフコンテナ50 x 2 | |
テーブル類 | IGTロング・マルチファンクションテーブル | ※真冬はIGTショート |
ランタン | Petromax HK500 | |
暖房器具 | 武井バーナー 301 | |
寝具類 | シュラフ / マット / マットカバー | |
椅子・コット類 | ヘリノックスチェア / タクティカルコット |
全部トランクに詰め込む

イケなくはない!
イケなくは無いが、天井まで積み上がってしまう!
試しにある程度適当に積んでしまった感はありますが、コレは嫌いなパターン。後ろが見えにくくなるから。それに着替えとか入れ込むと更に天井までふさぎ込んでしまいます。見えにくいだけで別に違反では無いのですが・・・
後ろが見えないが故と思いますが、無茶な車線変更してしてくる人を本当に何人も見てきました。視界が悪いのは小さなトラブルの元。せめて片側だけでも見えるようにスペース確保が良い気がしています。(個人的に
という事でフルスタックは辞めておきます。
フルスタックすればなんとかギリギリ収まるか?ちょっとはみ出るか?な感じ。
ある程度の視界を確保しようとすると、2列目シートの足元や、助手席足元に何かしらの荷物が入り込む事になります。
ちなみに、CX-5も全てトランクに積み込むのは不可能です。視界ゼロ上等でフルスタックしても、1/3以上余ります。
全部トランクに詰め込んだ時のCX-5とCX-8の違い
CX-5はそもそもトランクに全部入りませんでした!
どう頑張ってもトランクには入り切らなかったので、コンパクトなキャンプ道具など2列目シートの足元や、助手席の足元に置くようにしていました。移動中は両脚の収まりが悪く、不快な感じですが3時間くらいの移動距離ならまぁなんとかという感じ。
パパ(ママ)さん運転。2列目シートの左側にジュニアシート+子供。足元びっちり。
真ん中にママ(パパ)さん待機。右側にキャンプ道具びっちり。
乗り切らないクーラーボックスなどは助手席にポイポイ。助手席も足元びっちり。
これが、CX-5でのキャンプ道具積載スタイルでした。後方視界は完全にゼロです。助手席も荷物だらけで乗車不可。2列目シート(キャプテンシート)は、およそ1/3程度が荷物で埋まります。シュラフや着替えを2列目シートに置くことで、肘掛けや、枕代わりにする工夫もしていました。
それに対し、
CX-8はトランクに全部入ります!
ただし、CX-5と同じように後方視界を無くすほど天井まで詰め込んだ場合です。
CX-5との大きな違いとしては、助手席含む、2列目シートに荷物が侵食しないという事。ただし、こちらも後方視界はゼロで、2列目シートをかなり前に出した状態。快適空間とまでは行きませんが、まぁ普通に座れるかな程度。
助手席は完全にフリーですが、同じく少し前に出し気味。全体的にシートを前側に出して、後方トランクに少しでも余裕をもたせた結果、なんとか全部入りましたー
といった感じ。
ルーフラックに分散して詰め込む


CX-8でも、CX-5で利用していたルーフラックを取り付けました。
理由は、CX-5に比べて50リットルしか余裕が無いので、キャンプ道具が乗り切らないのが分かりきっていた為。
そうです。いくらCX-5に比べて大きいCX-8といえども、キャンプ道具が全部入るほどスペースがあるわけではありません。数値上では50リットル程度ほどしか大きくないのです。
余裕をもった積み込みは出来ないと分かりきっていたので、早い段階でルーフラックを取り付けました。CX-5から流用です。フットのみ変更しました。
基本的に、ルーフラックに載せるものは一緒です。
テントと何かとかさばる寝具類。それとポールセット。およそ300〜400リットル程度のモノを外に追い出す事ができます。
ルーフラックに積み込むモノ | トランク内に積み込モノ |
・リビングシェルロング・フレームセット ・ヘキサエヴォ ・ポールフレームケース / IGTレッグケース ・シュラフ / マット / マットカバー | ・シェルフコンテナ50 x 2 ・IGTロング・マルチファンクションテーブル ・Petromax HK500 ・武井バーナー 301 ・ヘリノックスチェア / タクティカルコット |
ここまで条件は一緒。CX-5の時からのスタイルなので特に変更はありません。
残ったトランク内に積み込むモノで、どれだけ差が出るのか!?
ルーフラックに分散して詰め込んだ時のCX-5とCX-8の違い
ルーフラックを活用して、荷物を外側に追い出した場合、CX-5とCX-8とでは大きな違いが出ます。
具体的には、CX-8の場合、ほぼ全てのキャンプ道具がトランクに収まりきります。助手席はもちろん空っぽで、ゆったり席。
2列目シートは、多少前にスライドする事で、ほぼ全ての荷物が積み込みできました。助手席と同じくゆったり空間です。
CX-5では不可能でした。何度も試行錯誤してありとあらゆる隙間に入れ込んでいた荷物も、深く考える事なくあっさり収まりきります。最初はこれはルーフラック要らないのではないかと思ったほど。まぁ結局そんな事はなくルーフラックに分散です。
思えば、CX-5の時に助手席や2列目シートにはみ出していたモノって、ごく小さなモノが多いんですよね・・・靴とか、着替え類とか。細々したものじゃないと隙間に入れられないというものありました。
それらが、ほぼトランクに入り切ります。テトリスを深く考える必要もなくなりました。
我々はキャンプ道具が多いほうだと思います。1週間キャンプ場に居ることもあるので、それなりの荷物を持ち込む方だと思いますが、軽装備の3〜4人家族であればルーフラックも要らないかもしれません。

ルーフラックを取り付ける為に、こんなものが必要になります。
下記の「フット」、「取り付けキット」と「バー」も必要なのでルーフラックとは別に用意が必要です。CX-8(2019年 L-PKG)であれば、下記のものを揃えると、一通りルーフラックのセットが揃います。
CX-8は、初期型CX-5と違い、メーカーオプションの「ルーフレール&パワーリフトゲート」が必要です。これが無いと上にモノを取り付けられません。
ルーフラック(ルーフキャリア)
THULE 大型ルーフラック TH824 トレイル
ルーフラックを車体に取り付ける為のパーツ
THULE ベースキャリア TH753 (フット)
THULE 車種別取付キット (マツダ CX-8)
THULE ウイングバー エヴォ TH7112B (ブラック) ※シルバーも有
荷物の固定にはベルトが必要
inno ハイグレードベルト (2M) ▶ 荷物を横に縛りこむベルト
inno ハイグレードベルト (4M) ▶ 荷物を縦に縛りこむベルト
THULE 専用ロードネット TH824
こちらは専用のネットになります。専用設計なのでピッタリガッチリ。
専用のフックが付いていて、それがルーフラック側のフック取り付け位置にバチンとハマります。いちいち縛り込みや、位置合わせなども必要ないです。
今まで上記のルーフラックを利用していましたが、状況が変わりつつあるので、ジェットバックに買い換えるかもしれません。お高いので、暫くはルーフラックのまま、様子を見ようと思います。
YAKIMA Skybox Lo
CX-5 vs CX-8 キャンプ道具積載、長距離運転のまとめ
同条件での積載容量について
我々の場合、同条件での積載量でCX-5に劣ることはありません。
お尻が長いので当然っちゃ当然です。見た目以上に荷物が積み込めるかと言うと、そんな事もなく、大体同じような使い方になると思います。
ただ、後ろが結構長くなるので、今まで諦めていたモノが入り込む事は多くなると思います。我々の荷物では、「IGTフレームロング」がそれにあたるのですが、今までリアのタイヤハウスの上に横置きでしか積み込めなかったのですが、3列目シートを倒す事で、縦に入る様になりました。
2列目と3列目にスポっと横置き出来たりもします。(ただし取り出しにくい
テトリスの順番待ちが無くなったので、荷物の積み込み順などに余裕ができます。
ルーフラックを利用する事で、助手席と2列目シートの隙間に荷物を置く。という事がほぼ無くなったので、かなりゆったりとした乗車が出来るのは確かです。
冬の重装備でこの状態なので、夏の軽装備になった時に、また色々試す予定です!
長距離運転での違い
CX-5は初期型でした。それからかなり装備面で改良がされているので、長距離運転はかなり楽になりました。特に2列目シートでの過ごし方が大きく改善された為、本当に助かります。
初期型CX-5では2列目シートがリクライニング出来ません。※新型で5℃ほど出来るようになりました!
CX-8の6人乗りでは、42℃ までリクライニング出来ます。7人乗りの場合 30℃。これはかなり大きいです。寝られます。
そしてなにより、ALHが凄い活躍します。キャンプ場にいく時には、夜間走行、田舎道も走ります。田舎道は、動物がガンガン飛び出してきます。ALHのおかげで夜間の視界確保が飛躍的に向上しました!
しかし、残念ながら同じディーゼルでは、劇的なフィーリング向上は感じられませんでした。重量増加が効いてそう。
静粛性は段違いです。こちらもハッキリと違いが分かります。諸々の装備向上により、長距離運転は格段に疲労感が軽減されました。
CX-8がCX-5に対して劣っている部分
多少取り回しが大きくなりました!
こちらもハッキリとデメリットとして分かります。今まではスイスイ入れていた狭い小道や、切り返しが必要そうな小道は、ちょっと躊躇するようになりました。
狭い所でのUターンなんかでは、確実に切り返し回数が増えています。それでもコーナーセンサーや、360℃ビューのモニターがあるので、大分サポートされている感はあるのですが、CX-5のようにスイスイスルスルとは行きません。
横幅は一緒なので、東京都内でも全く気になりませんでしたが、後ろが長いので、バックは地方でも結構気を使うようになりました。
これは、ハッキリと劣っていると感じる点です。まぁ後ろが伸びてるので当たり前なのですが!
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