【レビュー】MONORAL 焚き火台を実際に使ってみます。耐火クロスに難あり
- 2017.05.23
- ストーブ

MONORAL(モノラル) 焚き火台。いざ。

Snowpeakの焚き火台から、MONORALの焚き火台へ買い替えました。何度か使う機会が有りましたので、実際の使用感を記載しておきます。
そもそも焚き火台買い替えの一番の原因は、スノーピークの焚き火台(L)セットのものすごい重量。
とてもじゃないですが、撤収日に灰が入ったまま、灰捨て場にあの焚き火台を持って行くのはかなり苦行です。
別途灰だけを取り分けて持っていけばいいのですが、その分灰が飛び散ってしまったりで、自分もフィールドも結構汚れてしまいます。不便を楽しむのがキャンプとはよく言いますが、不便と苦行は別物です。いや、単に非リッキーだという話しなんですけどね。
実際に使っていくと、いくつか懸念点が出てきた
【焚き火台が軽い】
【そもそも炭床が分離でき、そこだけ持ち運べる】
【かっちょいい】
この3点を重要視して買い替えの候補にあがったのが、MONORALの焚き火台です。何度かフィールドに持ち込んでいるのですが、思った以上にマイナスの点が出てきたので、一応ご紹介しておきます。
焚き火クロスの耐久性に難あり
これ。

MONORAL公式 ▶ 連れて歩く焚き火台
公式URLからの引用:
※特殊耐熱クロスは消耗品です。加熱による劣化にともない交換する必要があります。
想定使用時間:約50時間。(注)耐久時間は目安です。使用する薪の種類や火力など実際の使用状況によって、
より短時間で交換が必要になる場合があります。使用時間を保証するものではありません。
交換には「MT-0012 焚き火クロス交換用」をお求めください。
想定使用時間:約50時間!
多分ですね。ぶっ通しで使うと50時間前後は持つと思うんですが、北海道に持ち込んだ1回目の撤収で穴が空きました。
使ってる時は大丈夫でした。撤収時に穴が空いたのです。かなりコンパクトになるタイプで、焚き火クロスも折りたたむんですが、多分この行為がとてもイケないです。
折りたたんだ途端に、熱で固くなったクロスがミシミシと音をたてて崩れ去りました。ちょーっと穴が空いた感じだったので、次回1回くらいは使えるかなーって思い、2回目の利用時にクロスを広げてみたら、穴が更にデカくなりました。

これはダメだwww
ちなみに利用時間は4泊ぶっ通しで15時間以下と思います。
ちょっと弱すぎるんじゃないかなー・・・たたむのではなく、丸めるといいかもしれない!けども崩れ去るのは本当に時間の問題です。
クロスを触るとなんか痒い
以前のエントリーでも書きましたが、痒い。クロスが痒い。
いや、クロスを触ると痒い。クロスはボロボロ崩れます。
痒い。ボロボロした繊維クズを掃除する。痒い。
繰り返しです。痒みは腕ごと洗い流さないと、ずっと取れません。子供にも悪そう。ボロクロスは当然捨てました。あと、ワイヤーセットは別売りなので、クロスは捨てるにしても、ワイヤーセットは引剥しておくことをオススメします。
驚異的なコスパの悪さ
交換用の布クロスは、ちょっと高め。そして、我々の利用状況では1回の使い捨てレベル。なぜなら1回目で破れさったから。
多分次回も同じような使い方をすると一発で穴が空きそう。
MONORAL 焚き火クロス(交換部品)
これはちょっと高いのでは・・・・
布クロスの上にアルミホイルを敷いて、その上に薪や炭を置くことで痛みの進行が遅くなるようですが、毎回用意するとなるとコストがかかりすぎです。
何よりギアが痛むのを気にしながら利用したくないです。特に焚き火台なんて、一番酷使されるギア。なので、多分耐久性があると思われる、金属製メッシュを用意しました。
MONORAL 焚き火メッシュ II MT-0019

たけぇwwww 1万ですぜ・・・
しかし、ノーマルのクロス約3枚分。キャンプ3回分程度。
うぐぐ。1回で焼き切れたりしたらブチ切れそうですが、取り敢えず用意。
【焚き火メッシュ】と【焚き火メッシュII】があります。前者のが安価ですが、折りたたみに難があり焚き火台と同じ収納ケースには入りません。あまり曲がらないように出来ているようです。後者はクソ高いですが、鎖帷子のような作りなので、非常にコンパクト。焚き火台と同じケースに入ります。
結果的には、後者の【焚き火台メッシュII】を用意してよかったと思います。積載に問題を抱える我が家では、コンパクトなのはとても重要なポイントです。
トータル的に考えると、もうちょっと別の選択肢もあったかなーと思えるくらい高価な焚き火台感になっちゃいました。スノーピークなんかより全然高価です。
素直にスノーピークのMに買い換えても良かったかもしれないですが、あれはあれでまだ重いというマイナスが・・・
ペトロマックスのファイヤーボールなんかも面白そうですし、色々と選択肢が増えてきたので、今回用意した金属メッシュが焼き切れたら、そちらを検討してみます。
コストパフォーマンスはモノスゴイ悪いですが、軽さとコンパクトさは多分他の比じゃ有りません。圧倒的なアドバンテージとも言えます。かっこいいですしね!
プチ情報
ウチは前途の通り、スノーピークの焚き火台を手放してしまい、焚き火台の上に乗せていた焼き網とかが無くなりました。代替品を模索していますが、モノラルの五徳は貧弱っぽいです。
Ironcraftさんから出されている、IZANAMI halfを利用してその上でなんかしらする。というスタイルに変更しました。
で、IZANAMI HalfとMONORALの焚き火台。
組み合わせてどうなんだという所ですが、薪でなんかする という時にはそんなに問題はないのですが、炭で何かするという場面では、MONORALの高さが足りません。※ 逆にIZANAMI halfが高いとも言う。
炭の熱が、IZAMANI halfの高さまで効率よく届かないんです。かなり弱火になってしまう感じ。
なので、MONORAL焚き火台を底上げするか、炭自体をデカイものを使うかになりますが、Snowpeakの【ベースプレートスタンドL/M】と【焚火台ベースプレートM】を使うとちょうどいい具合に、火が届きます。
これ以外の選択肢も有ると思いますが、キチンと調べていません。
注意点としては、ベースプレートを利用すると、面全体で下の地面を熱で攻撃します。場合によっては、芝生が四角く焼け死にます。色々なキャンプ場で、四角く枯れている芝生を何度も見かけました。
普通に使うなら、ベースプレートは利用しないほうが、地面への攻撃性が低そうです。ベースプレートを使うなら、スタンドは一緒に使ったほうがいいです!網のメッシュなので、下に灰が落ちまくるだろうと思ったら、そうでも有りませんでした。
焚火台ベースプレートM
ベースプレートスタンドL/M


別の方法もあると思いますが、取り敢えずはしばらくこの方法で楽しみたいと思います。メッシュIIは鎖帷子のようで、ものすごいかっちょいいし、焚き火台自体とてもカッコイイですけどね!上記の通り、ハッキリとしたマイナスもあります。
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