【レビュー】スノーピークの「ほおずき」を試す。テント内で利用可! 暖色系LED!
- 2017.07.05
- ランタン

暖色系のLEDランタン「ほおずき」

LEDランタン使っていますか!
LEDランタンって暖色系が結構少ないですよね。暖色系かつ大光量となるとさらに数は絞られてきます。色んなLEDランタンを見てきましたが、ファミリーキャンプで使い物になりそうなのは、ホントに数少ないです。寒色系のLEDランタンはコールマンや他のメーカーからも沢山優秀で大光量のモデルが出ているんですが、どうも冷たい感じがしてしまって馴染まないので、暖色系を探していました。
我々が利用している暖色系のLEDランタン
スノーピーク ほおずき
ほおずきは、スノーピーク社から販売されている大光量のLEDランタンです。単3電池を3本利用し、かなりの長時間照らし続けることが出来ます。オプション品も幾つか出ているので、機会があればそちらも試してご紹介したいと思います。
特に、バッテリーパックを利用するとUSBから直接充電が可能のようなので、一々電池交換する必要もなくなります。意外と便利かも知れませんが、ちと高い。
ジェントス LED ランタン SOL-113P
ジェントスは、EX-777XPが有名ですが、我々はSOL-113Pを利用しています。理由は明るくてコンパクトだから。どちらもとても優れたLEDランタンと思いますが、ちょっとでも荷物のコンパクト化に繋げたいのであれば、113の方が良いかもしれません。明るさは113の方が明るいですが、バッテリーの持ちは良くありません。少し重いランタンですので、夏季にタープを貼る際にポールに吊るして利用する事が多いです。
ほおずきの使用感

光量は期待していた通り、かなりの明るさでした。「たねほおずき」にも驚かされたのですが、本当にこのシリーズは明るいです。それでいて狙っていた暖色系の光なので、ロウソクの光のようにとても優しい雰囲気になります。
モードが幾つかあり、「ゆらぎ」と「おやすみ」があります。
「おやすみ」モード
「おやすみ」モードは、周囲の音がなくなると光量が最小値まで落ち込み、常夜灯レベルになります。おしゃべりをしだすと、また明るくなり、静になるとまた暗くなります。寝る前にこちらのモードにしておけば、眩しすぎる事なく自然に眠りに入れると思います。
※ 明かり自体が駄目という方も居ると思うので、ご参考までに。
「ゆらぎ」モード
「ゆらぎ」モードは、おやすみモードのように最小まで光量が落ちるのではなく、周囲の風の音や、おしゃべりの音なんかを拾うと、ロウソクのように光量が増えたり減ったりします。あくまでも自然に。
ほぼ「ノクターン」のような光を出しますが、テント内で利用する場合「ノクターン」はガラスの筒に覆われている為、実際にはゆらぐ事は殆どありません。「ほおずき」であれば、けっこうロウソクのゆらぎに近い演出が出来、サイトの雰囲気もぐっと良くなります。
ただ、風とかが強い日や、雨の夜なんかは結構点滅を繰り返して、寝にくかったです。特に雨の夜は数台で利用すると、それぞれが点滅するので余りオススメ出来ません。
使いやすいフックと、長さが簡単に調節可能なロープが付いており、夜間に炊事場やトイレに行く際にも、サッと取り外して携帯できるので、機動性も良いです。

メインのランタンとして利用できるか?
ほおずきにかぎらず、LEDランタンは夏こそ活躍が出来るランタンと思います。
LEDはケロシンランタンと違い、熱を大量に発生する事がありません。又、虫がよってきにくい特性が有ります。その為、外での食卓テーブルに置いても虫が大量に寄ってくると言う事が少ないです。ほおずきは100ルーメンの公称値。たねほおずきは60ルーメン。たねほおずきより圧倒的に明るいかと言われるとそこまでではありません。たねほおずきが優秀過ぎる気がします。
他メーカーとの比較では、同じく100ルーメンのBlackDiamondのMojiよりは、はるかに明るく感じます。Mojiの存在意義がますます無くなって行く・・・・ジェントス 113P よりはちょっと暗いかな?程度。
半透明のシェードが標準装備されているので、効率よくLEDの直線的な光をうまく下側に配光されており、横側の光漏れについては、すりガラス効果のようにうまく優しい光に変換されています。
冬のキャンプでは、3つテント内で利用しています。以前はペトロマックスをテント内に入れていたのですが、ほおずき3台で十分明るいので、ペトロマックスは殆ど利用しなくなりました。ただ、外で使うのであればちょっと力不足かもしれません。虫除けとしてのメインの大役は担えないと思います。

強気の価格設定。ホントに高すぎる気がする。
LEDランタン1個に1万円を出すのは、かなり勇気がいりました。この価格帯になるとより光量の多いコールマンのクアッドLEDなんかも候補に入ってきます。ちょっと悩みましたが、やはり省スペースには叶いません。たねほおずきを ¥3,ooo くらいにし、ほおずきを ¥6,ooo 程度であればまぁ納得出来るような気がしないでも無いのですが、1万は高すぎマスぜ・・・
これに加え、オプションの電池パックも高めです。便利なのはわかっているのですが、バッテリーは1回のキャンプで2回ほど交換する可能性もあるので、電池パックは諦めて通常の充電池を大量に用意しました。他にも流用出来るので!
スノーピーク製品は永久保証なので、LEDが焼き切れたとしても、ランタン自体の寿命が来るまで、有償で修理してくれそうなので、長い目で見ると買い替え回数も少なくなりそうなので、結局安上がりなのかもしれません。
最近では、「ルーメナー」などクラウドファンディングで有名になったLEDランタンも台頭してきており、より明るくスタイリッシュなものが増えています。こちらは購入して利用したものではありませんが、かなり評判は良さそうです。明るさも圧倒的で、メインに利用できる位の光量。価格も「ほおずき」と同程度なので、近いウチに用意しようと思います。恐らく現時点では最も価格と明るさのバランスが優れている気がします。
ルーメナー 7 LEDランタン
バッテリー(電池)の扱いは注意が必要
電池は単3電池を3本利用します。アルカリ電池の指定がありますが、何度も買い替えが発生してしまうので、充電池に変更しました。充電池をメーカーが利用可としないのは、何か理由があると思いますが、今のところ特に問題は出ていません。ものによっては充電式電池だと電圧の関係で若干明るさが落ちるなどの情報も見かけましたが、そんなに気になるほどには暗いと感じませんでした。
それよりも問題なのは、充電池の充電器。簡易式のものになると、例えば複数の電池を一度に充電を始めた場合、一番最初に満充電になった電池に合わせて充電をカットしてしまうようです。これはパナソニック純正品を含め、充電池と充電器がセットになったものに多いです。
20%残量のものと、80%残量の充電池を2本一度に充電すると、80%の電池の方が100%充電になった時点で充電カット。結果的に20%残量のものは満充電になる前に充電がカットされてしまう事になります。
これの何が問題かというと、ほおずきは3本セットの電池で稼働するので、そのうちの1本が空っぽになると、消えてしまうようなのです。2本が100%充電だとしても、残りの1本が50%程度だとすると、明かりが付いている時間は、残りの1本の50%程度の時間しか点灯できません。同じく極端にヘタっている充電池も急激に残容量が減る傾向にあるので同様の症状になります。
これらを防ぐには、電池の単体で独立した充電が出来るチャージャーを用意するか、オプション品のバッテリーに付け替えるしか有りません。
我々は16本一気に充電が可能であり、それぞれ独立した充電も可能。更にリフレッシュ機能(放電機能)も付いた、下記のものを利用しています。
TGX16 16本同時充電可能!
12本、8本シリーズも有りました。我々は大量に充電するため16本のタイプを用意しました。コチラは単3電池と単4電池を混在で独立充電、放電が出来る優れモノです。
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