【レビュー】スノーピークのメインランタン! ギガパワー BFランタンを試す。
- 2016.06.17
- ランタン

スノーピーク ギガパワー BFランタン

スノーピークの大型ガスランタンです。およそ出力170Wのランタンで、メイン用として購入しました。
ランタンのスペック
サイズ | 直径130×235(h)mm |
重量 | 1025g(ヘッドのみ) |
明るさ | 170w/h |
ガス消費量(燃費) | 約80g/h |
スノーピーク ギガパワーBFランタン
よくわからないので、テントと同じメーカーで選んだ
初めてのキャンプの時に、ランタンが無いとダメだろ!という先入観から、Blackdiamond社の[Moji]とこのランタンを買い揃えました。
LEDはともかく、ガスランタンとかガソリンランタンという物を初めて知って、
ガソリン = 爆発するもの
という根拠のない不安から、ガスランタンを探しました。ガスランタンも各社沢山出しており、ランタンではコールマンが有名且つ優秀なようです。沢山選んでいたらわけがわからなくなり、もうテントと同じメーカーでイイヤという事で、こちらのBFランタンを選びました。
当時から今に至るまで、とても品薄の商品でオンラインストアをはじめ、店頭に在庫している所はほとんど見たことがありません。
実際に使ってみました
マントルの装着方法がわからず即破壊。
マントルと言うものを知らなくて、取り敢えずマッハで1個壊しました。
当時はスノーピーク公式にも、マントルの取り付けマニュアルも整備されていなくて、どう付けたら良いかも書いていませんでした。手探りでやってみたところ、マントルの下側がハズれてしまっており、何も知らずにそのままマントルを焼き込みしてしまい、ものすごいちっこくなって、何もしないまま崩れ去りました。
この先、このガスランタンとかいう、すごく取扱レベルの高そうなものと一緒にやっていけるのか、非常に不安になりました。
このように、無知が故に破損させてしまったり、それこそ車で移動中に崩れ去る可能性も十分にあるので、予備のマントルは用意しておくべきです。※ちゃんと調べればこんな事無いです。
Lタイプのマントルは在庫が切れている事が多いので、見つけたら迷うこと無く買ってもいいかと!
メンテナンス用品
スノーピーク マントル(L)
ランタンの明るさ

ランタンとしての機能は申し分ありません!とても明るいものでした。
ヘキサエヴォの下で使う事が多かったですが、その他のサブランタン(天)もあったので、そんなに暗いとは感じませんでした。ただ、サブなしで1機だけとなるとちょっと力不足を感じます。170Wらしいので、十分にメインとしてやっていける実力は有るのですが、
大型ターブの下全てを照らし尽す光量はありません。
そもそも、そこまでの光量が必要あるか?という話ですが、サイト全体を照らすような明るいランタンを望まれる方は、こちらのモデルでは力不足と感じます。
ただ、キャンプ場であまりにも大光量のランタンがお隣サイトにあったらどう思いますか?
お隣サイトのご家族も、角度によってはとても眩しく感じる可能性も十分にあります。
普通、メインランタンと言われる物は、みんなの仲間はずれにされて門番よろしく、それこそ団欒の蚊帳の外で単なる虫よけとして使われる事が多いです。
メインランタンと言えども、必要以上に明るくない方が良いです。
何度も言いますが、メインランタンとして十分にやっていけるモデルと思います。
収納ケースはとてもしっかりしている
ケースはとてもしっかりしてます。作りがよく、ハードケースとソフトケースの中間のような感じ。軽くて硬いので、しっかり本体を保護してくれます。ケース下側に予備のマントルをしまって置けるスペースもあるので、ちょっとした小物なら一緒に入れておいても良いかと!
また、ランタン自体はガラスのホヤが割れないようにしっかりと固定されるので安心して持ち運びできます。
明るさの調整もとても簡単ですし、天オートのようになかなか着火しないという事もありません。最初に述べたように品薄が続いているので、キャンプ場ではあまり見かけないランタンでもあります。
燃費に関して
17時くらいから、23時までつけっぱなしが多いですが、500のイソ缶で一晩持ちます。燃費は悪いわけではないと思います。
我が家は2泊のキャンプが多く、その分、大量のイソ缶を持ち込むのですが荷物がかさばってしまうので、結局、Petromaxのケロシンランタンへ移行しました。

Snowpeakのガスランタンがお好きな方は、製造完了になる前に揃えておいては如何でしょうか。ガソリンモデルもあったのですが、すでに生産完了品です。メインランタンはこちらのモデルしかありませんので、しばらくは生産を続けると思います。(たぶん
ガス缶に関して
スノーピークからは、イソ(銀缶)とプロイソ(金缶)の2つがありますが、気温によって使い分けるのが普通のようです。15度程度であれば銀缶で問題ないですが、それ以下になると明らかに光量が落ちます。冬キャンプの利用では銀缶ではかなり光量が落ちます。
金缶に差し替えると、光量が復活するので1個持っておけば安心ですね。サイズに関しては指定はありません。500をよく利用していますが、250でも使えます。110は試したことがありませんが問題ないです。こちらのランタンは気温が低いとガス缶も使い切れない事が多いので、若干残ってしまう事が多かったです。そういう時はノクターンに転用しています。ノクターンは全て使いきれますし、燃費も格段に良いです。
イソ。気温が15度程度であれば、こっちで問題ないです。
プロイソ。気温が10度を切る場面では、こちらでないと暗いです。
スノーピーク ギガパワーBFランタン まとめ
ギガパワーBFランタンは、ケースもしっかりしており、初心者にも扱いやすいランタンです!
我々も全くの無知の状態から始めましたが、マントル取り付けを1回失敗したのみで、その後付けたままの移動でも崩れる事はなかったです。
こちらは、ケースがしっかりとしており、小物入れもある為、非常に便利なものでした。燃料はOD缶なので、分離して保管になります。そのため、メインランタンのケース自体はとてもコンパクトになります。
OD缶は2種類あり、ノーマルのイソと、プロイソ。ノーマルのイソ缶の場合、真冬のマイナス気温では明らかにパワー不足が目立ちます。プロイソにすると、多少暗いけどまぁ大丈夫かな。という感じ。
我々はメインランタンとして長時間利用する為、OD缶を大量に持ち込む事が多くなり、より経済性、携帯性を重視して、ケロシンランタンに買い替えましたが、メインランタンとして充分にやっていけるプロダクトでした。
こちらのプロダクト。店舗などで殆ど見かけません。もし購入を考えている方は、見つけたら迷う事なく買ってしまったほうが良いと思います。
いつまで品薄が続くのかわかりませんが、暫くモデルチェンジしていないプロダクトなので、廃盤もあり得るかと。(ホワイトガソリンのランタンは廃盤になりました)
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